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出産前に知って得する!産後ケア・産後生活(ケア)の準備

出産前に準備しておけることは、物品を買うことだけではありません。
意外と知らない産後ケアのサポート準備が重要になってきます。

今日は
①産後ケア
②授乳ケア
③食事サポート
④シッターサービス

に分けて説明します。

私も自分の出産時知らずに、産後に産後サポートの存在を初めて知ってもっと早く知っていれば…と思った一人です。皆さんにはぜひ、万全の体制で産後を迎えていただきたい!!

実際に出産を終えて退院してみると、「あれ?意外と元気かも?全然動けるんじゃ?」
と思う方も多いと思います。

が、これは間違いです!産後6〜8週間は産褥期と呼ばれ、産後の女性の身体が出産前の元気な状態に戻るまでにかかる期間と言われています。産後は、出産時の身体的披露に加え、ホルモンバランスが乱れ、自律神経が乱れることに関連した身体の不調が起こりやすいです。どんなに平気だと思っても絶対に通常生活に戻らないでください。

昔から「床上げ3週間」「産後の無理は一生祟る」「産後に水仕事をすると産後の肥立ちが悪くなる」と言われているように、産後に無理をするのはとにかくNGです。
子どものためにも、家族のためにも、自分の身体を大切にしてあげてください。

それでは早速、産後ケア・産後生活の準備について説明します。

オススメなのは、里帰りや産後親に家に来てもらうことですが、近年は核家族化が進み実家が遠方だったり、親も現役で仕事をしていて助けてもらうのが難しいことも多いと思います。
そこで泣き寝入りをして一人頑張ってしまう人も多いと思いますが、意外と沢山のサポートがあります!!

  1. 産後ケア事業
     各自治体には厚生労働省のお達しのもと、産後ケア事業があります。 産後ケア事業は大きく3つ「宿泊型」「通所型」「訪問型」があります。

    どれも、助産師や看護師等医療者による母親の身体ケアや授乳相談・育児相談を提供する事業で、宿泊滞在するか、赤ちゃんと一緒に施設に日中通うか、家に来てもらうかの違いです。
     
     自治体ごとに、この産後ケア施設があり、利用に対して補助がでたりしますので、「自身の自治体 産後ケア事業」で検索しましょう。 出産した病院から退院後、そのまま産後ケア施設に宿泊等も選択できるので、出産前に調べておきましょう。

     宿泊タイプはまさに実家に帰ったかのよう、家事とは無縁の中、自身の身体のケアや育児に専念できるためおすすめです。通所タイプ・訪問タイプは育児や授乳相談がメインとなります。  

     最近芸能人等が利用したと宣伝している、産後ケアホテルは、助産師が常駐していてとても便利かつリラックスできて素敵だと思いますが、現実的には滞在費が高くて遠い!新生児や出産直後の母親を長距離移動させるのは推奨されないので、行くなら産後落ち着いてからですが、その頃にはもう生活リズムがだいぶつかめてきて助産師の指導もいらない時期です。わざわざそこでなくとも赤ちゃんウエルカムの宿の旅行に普通に行けば良いと思います。

  2. 授乳ケア
     産後、あるあるトラブルといえば、授乳です。 入院中に授乳方法を指導され退院しますが、産後自宅の食生活に戻ると、脂っこいものや、ケーキ等のクリームで簡単に乳房がカチカチになって発熱したり、乳腺炎を発症したりします。  
     そんな時、乳房マッサージをしてつまりを取ってもらったり、授乳方法を再確認したり、乳腺炎がひどいと切開したりと乳房ケアが重要となります。  
     私自身、出産後のお祝いとしてフルーツ中心のケーキを食べただけで、夜すごい発熱して胸がカチカチになった経験があります。ケンタッキーが無性に食べたくて、入院中内緒で差し入れを頼んでチキン食べて乳腺炎になった友人もいます。笑

出産した病院でも乳房・授乳ケア外来を行っている病院もあると思いますが、近年産婦人科のクリニックでも、乳房ケアや授乳サポートを行っているところが多くあるのでいざという時のために近所のクリニックを調べておきましょう。

3.食事サポートサービス

家事の中でも、産後一番負担となるのは食事作りです。他の家事は後回しにして溜まったとしても死にはしませんが、食事は生きるためにも重要です。

とはいえ、1日3回もあり、献立を考え、必要な食材を買い、料理し、食後には洗い物がでるという最大負担の家事です。これを慣れない育児をしながら、寝不足の中行うのは不可能というより、休む時間がなくなるのでやってはいけません。でも、授乳と回復のために栄養あるご飯はたべないといけません。

では、里帰りまたは家族にお願いできない人はどうするか。
おすすめは食事サポートサービスです。具体的には、いろいろな業者がありますが…
産直後は、もう作るという行為自体が負担になるので、白ご飯だけ炊けば良くて、完成されたおかずが宅配で届く「つくおき」というサービスがおすすめです。他の業者でももちろん良いですが、少なくとも退院後2週間は調理済みのおかずが届くものを利用してみましょう。

退院して3週間が経過し、床上げの時期になってきて、体調もだいぶ戻ってきたら、ミールキットを利用してみましょう。ミールキットは料理に必要な材料をすべて一緒に届けてくれ、野菜等もカット済みのものから、自分でカットするもの等いろいろ選択できます。栄養ある献立を考え、買い物に行く、下準備をするという段階から開放されるので、育児中のママの心強い味方となるでしょう。

 ミールキットは、「オイシックス・パルシステム・コープデリ・よしけい」等ありますが、個人的には「よしけい」が一番オススメです。毎日新鮮な食事が届き、食べたい献立を1日単位で自由選択できたり、下準備の過程も、包丁全くいらない全カットバージョンから、野菜は自分でカットバージョン、レンジしか使わないバージョン、料理時間短いものバージョンと様々なバリエーションが選択できるので、料理が苦手なパパでもママでも簡単に栄養ある料理を作ることができます。ただし、「よしけい」が利用できる地域は限定的であるため、自身の地域で選択できるものを調べて利用してみましょう。

4,シッターサービス  
 シッターと聞くと、赤ちゃんや子どものお世話をしてくれる人のイメージですが、実際は産後のママのサポート全般をしてくれます。子どものお世話を頼んで睡眠を確保するも良いですが、子供は自分で、料理や買い物、掃除等の家事を代わりに依頼することもできます。個人でシッターを探すとお値段高額ですが、月数回までは、数百円で利用できるなどの行政支援を行っている自治体も多いです。
自治体のホームページや、窓口・電話等で、シッターサービスについて調べてみましょう。

以上産後のケアについて利用できるサポートを紹介しましたが、一番大切なのは、とにかく頼って休むこと。3週間は布団を敷いたまま、横になりたいときにすぐ横になるのが大切です。

赤ちゃんがかわいくてついつい、寝ている時も寝顔を見たり写真を撮って時間を過ごしてしまいがちですが、赤ちゃんが寝ている間にしっかり自身も休みをとりましょう。

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