つわりだけじゃない!妊娠中の意外な症状とは?
妊娠中に、つわりが起きることは皆さんも妊娠前からなんとなく知っていた方も多いと思います。
実は、妊娠初期のつわり以外にも、妊娠初期から後期にかけて起こりやすい症状があるんです。
1.かゆみ
妊娠中には、皮膚のかゆみが増えることがあり妊娠性掻痒と呼ばれます。
特に、お腹や乳房、腕や足あたりにかゆみを感じる方が多いようです。
まさかかゆみが妊娠と関係あるなんて!と思う方も多いのですか、これは、妊娠ホルモンの変化で皮膚のコンデションが不安定になったり、お腹が大きくなることでの肌の伸展で皮膚が薄くなり刺激を受けやすい状態になっているものです。
なかには、蕁麻疹様の湿疹を伴う方もいます。
皮膚のかゆみは妊娠に関係ないと思わず、産婦人科の健診の際か、皮膚科を受診し、かゆみ止めの入った塗り薬を処方してもらいましょう。
薬が手元にないのに痒くてたまらない時は、掻くとよけいにかゆくなるので、手足のかゆい部分を冷やしたり、軽く叩いたり、お腹の場合はお手持ちの保湿クリームを塗ってしのぎましょう。
2.乗り物酔い
これまで乗り物酔いなんてしたことないという方も、車のみ乗り物酔いするという方も、妊娠中は乗り物酔いのような気分不快になりやすい状態です。
これまで普通に乗っていいた通勤電車や、スマートフォンで調べ物をしていてスクロールした時、駅やイベント時の人混みでも乗り物酔いしたような感覚に襲われる場合があります。
普段の乗り物酔いは三半規管(平衡感覚を司る耳の中の器官)の働きによって乗り物酔いするのですが、妊娠中は、これと異なり、妊娠ホルモンの影響で自律神経が不安定になりやすい結果、気分が悪くなりやすいからです。
妊娠ホルモンはどうすることもできないので、改善のためには、規則正しい生活、特に睡眠不足になることがないようにして自律神経を整えましょう。
このように、妊娠に関係ないと思われがちな症状でも、意外と妊娠に関連あることが多くあります。関係ないと思った症状も、検診時にぜひ医師に相談してみてください。