外道照身霊波光線
「外道照身霊波光線」
「外道照身霊波光線」とは、ダイヤモンド・アイ、という、知る人ぞ知る、というか、知っている人しか知らない、スーパーヒーローが、目から発射する光線だ。
この光線を浴びると、人間に化けている前世魔人が、変身を解かれて、正体を表す、というものだ。
今日、じつは、身の回りで、またひとつ、闇があらわになった。
闇、とは、あまりよくないこと、というようなことだ。
またすこしカルトな話になるのだけれど、僕は、少し明るい光を放っていて、僕が行くところ、光と影が、はっきりと見えるようになる。
影、とは、闇のことだ。
僕が放つ光、とは、オーラのようなものなのだけれど、少し違う光。
で、もって、光の贈り物をするときには、この光が強くなる。
光の贈り物とは、シルバーバーチや、アイリーン・キャディの本に出てくる「奉仕」のことだ。
なにか、真理的なことをアドバイスする、というようなことだ。
真理的、と言っても、怪しいものじゃない。
たとえば、「タバコを吸わない方がいいと思いますよ」と言う、とかって、きわめて現実的なことだ。
今日も、ある人に、そういったアドバイスをしたのだけれど、その反応は「烈火の怒り」だった。
普段は、おとなしい人で、僕を信頼している、という立居振る舞いと言動なのだけれど、真理的なアドバイスをした途端、僕は、怒鳴られて、散々なことを言われた。
そのときに、ああ、またやっちゃった、と思って、「外道照身霊波光線」のことを思い出した。
ただ、最近は、昔と比べると、少し光が強くなっているようで、僕が受けたダメージは以前よりもずっと少なくなっている。
昔は、打ちのめされて、何ヶ月も立ち直れないくらいのダメージを受けた。
なので、最近の「外道照身霊波光線」は、ちょっと自信になっている。
光のプレゼントをして、笑顔で反応してくれる人もいる。そういう人は、光の側にいる人だ。
これから、闇は、どんどんあらわになってゆく。
光も、どんどんあらわになってゆく。
僕は、少なからず、光と闇をあらわにする仕事をしているわけだ。
これが、僕の仕事。
お金にならない仕事。
「外道照身霊波光線」って、叫ぶわけでもなく、ただ、光の贈り物をするだけ。
受け取る人もいれば、殴り捨てる人もいる。
そのときに、光が強くなって、影が、闇があらわになるか、相手の光を引き出して、より光が強くなるかは、そのとき次第。
これから、この仕事をすることが増える。
いっそ、ダイヤモンドアイの目をつけて、「外道照身霊波光線」って、叫んじゃおうか、なんて思わないでもない。