シマノフスキ マスク
「シマノフスキ マスク」
こんな曲。
このあいだ、シマノフスキの「メトープス」を演ったのだけれど、「マスク」は、「メトープス」が書かれた1915年の、翌年、1916年に書かれた。
「メトープス」も「マスク」も、ドビュッシーとラヴェルの影響を受けた、印象派的な曲だけれど、どちらかというと、「マスク」はラヴェルに近いと思う。
シマノフスキは、もともと、ショパンやスクリアビンに影響を受けていたのだけれど、この時期は、印象派に強く影響を受けている。
1915年には、ドビュッシーとラヴェルに会っていて、「メトープス」と「マスク」は、ドビュッシーとラヴェルのオマージュと言っていいのかもしれない。
シマノフスキは、若い頃には、ショパンとスクリアビンの影響を感じさせる曲を書き、この頃にはドビュッシーとラヴェルの影響を感じさせる曲を書き、このあとは、ポーランドの民族音楽の影響を感じさせる曲を書いてゆくことになる。
さて、「マスク」を演るかどうか、逡巡している。
そして、「今は演らない」方向に傾いている。
「マスク」は、どちらかというと、リズムの曲。
少しずつ民族音楽の打楽器の色が出てきている曲。
演れば楽しいと思うし、リズムの曲は絵をつけやすい。
でも、少し保留にする。
と思う。
この気持ちは、明日になれば変わるので、僕自身、まだ決められない。
昨日まで候補にもなかった曲を、朝になって、「あ、演ろう」と思って演る。
そんな感じ。
魅力的な曲で、候補曲。
そんなところ。
#Szymanowski #Classic #Piano #DTM