光の響影 二 四方山話 その3 カメラ・アクション
「光の響影 二 四方山話 その3 カメラ・アクション」
ぽん太さんのファンタジア・フィルム「響想詩 光の響影 二」を、Animation Runs! Vol.66 様が上映してくださることになった。
アニメーション・ランズ 第66回
http://himecine.main.jp/Animation_Runs/event_66
なので、「響想詩 光の響影 二」にまつわる、あ〜んな話や、こ〜んな話を、5回シリーズで書いてみたいと思う。
今回は、撮影について書く。
まず、「響想詩 光の響影 二」は、UHDで撮影した。
UHDとは、横方法のピクセル数が3840、縦方向のピクセル数が2160、というサイズをいう。
ブルーレイ・ディスクのサイズは、横方法のピクセル数が1920、縦方向のピクセル数が1080だ。これはFHDというサイズになる。
つまり、UHDのピクセル数は、ブルーレイ・ディスク、FHDの縦横2倍、ピクセル数は4倍、ということになる。
つまり、レンダリングはたいへん、ということになる。実際に試してみたところでは、UHDは、FHDの6倍の時間がかかった。
しかし、「響想詩 光の響影 二」では、繊細な表現を多く使用しているので、何がなんでも、UHDでレンダリングしたかった。
次に、画面の設計について書く。
UHDの画面では、細かい絵を扱うことができる。
カメラを、思いっきり引いて撮ることができる、ということだ。
寄って撮る絵と、引いて撮る絵を使えば、ドラマ効果のある絵になる。
さらに、UHDの高精細の絵は、大きく引き伸ばしても、鑑賞に耐え得る、ということがある。
これはつまり、スクリーンに投影して上映するときに有利になる。
ということで、スクリーン上映で鑑賞する、ということをターゲットにして、画面を設計した。
なので、引いて撮る絵が多くなった。
ちょっと引きすぎじゃないか、と思ってしまうくらい引いた。思いっきり引いた。
そんなことも、懐かしい思い出だ。
(11月3日から12月1日まで毎週日曜日5回連載)
「光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番」
https://note.com/pontayamazato/n/n3e45f7a90e57
「光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光」
https://note.com/pontayamazato/n/n8393fdbf0932
「光の響影 二 四方山話 その3 カメラ・アクション」
https://note.com/pontayamazato/n/nb341857c4f57
「光の響影 二 四方山話 その4 ペーパー・クラフト・モデリング」
「光の響影 二 四方山話 その5 僕の後ろに道はできる」