美人は三日で飽きる
ヴィセント・ギリェムの「愛の法則」の中に、こんなくだりがある。
Qパートナーとの関係では、どうしたら二人が幸せになれるでしょうか?
Aパートナーとの関係で完全に幸せになるには、二人の内面が完璧に似通っていて、両想いで、自由な、真の愛の感情が存在している場合に限られる。しかしこのケースは、君たちの世界ではほとんどお目にかかれない。
Q それはなぜでしょうか?
A それはパートナーとの関係において、エゴや必要性が勝ってしまっているからだ。また大半の人が、自分と似た存在をはっきりと認識できるほど愛の能力を発展させていないので、その人に対する愛情を自覚して目覚めさせ、そのために闘う勇気を持たない。
Q 自分と似た存在を認識するというのは、双子の魂のことを指しているのですか?
A そうだ。もっとも、双子の魂というよりも相似の魂と呼んだ方が正確なのだが。
「双子の魂」とは、いわゆる「ツインレイ」のことだ。
この後、「愛情」について詳しく語られるのだが、割愛する。
僕は、この「愛情」について一言で言うなら、「魂が響き合う」ことだろうと思っている。
この「魂の響きあい」がなければ、楽しくない。
美人を見て情欲をそそられ、才媛を見てその才能に惹かれ、働き者を見て円滑な生活を夢見、優しく親切な人を見て安らぎのある生活を思い描く。
だが、そんな人と少し話をし、一挙手一投足を見て、ああ、違う、と思う。
そんなことの繰り返しだった。
魂が響き合う人には、多分、まだ出会っていない。
数年前、ある人が、僕のツインレイは東京にいて、出会うことが許されている、と言った。
だが、それ以降、東京へは行っていない。