技術のこと+
「技術のこと+」
今朝は曇り。
放射冷却は弱くて、暖かな朝。
朝の散歩のついでに、近くの投票所へ行って投票を済ませてきた。
僕が作っているファンタジアは、3DCGで絵を描く。
そして、貧乏な個人レベルなので、コンピュータのパワーは小さくて、大きな絵は描けない。
リアルな絵ではない。
この世には存在しない、ファンタジックな絵。
そして、この世には存在しない、抽象的な絵。
そんなものを3DCGで描く。
そして、いわゆるキャッチーな絵ではない。
動きはほぼ緩やかだ。
起承転結の強度は弱い。
音楽の邪魔をしないような絵。
3DCGで描く絵としては、異端。
世界でも、僕のような絵を描いている人は、極めて少数だと思う。
ということで、いろいろ問題がある。
まずは、僕が描く絵は、世間一般には理解できない。
次に、3DCG業界で使われている技術は、ほぼ、使えない。
僕の絵を描く技術は、僕が独自に開発したものだ。
独自の技術を開発して、そして、少しずつブラッシュアップする。
作っていれば、少しずつ改善改良するから、少しずつブラッシュアップされ、そして、少しずつ洗練されてゆく。
たいして難しい技術ではないが、そんなに簡単ではない。
プログラムのこの一文が、どんな絵になるか。
変数のこの値が、どんな色になるか。
このデータが、どんな形になるか。
つまり、プログラム、数学、といった理系のものが、形、光、動き、といった、芸術系のものと結びつく。
芸術系、と言っても、異端のものだ。
さらに、僕の場合は、音楽を数字で演奏するし、その音楽でもって、絵を描く、ということもしている。
こういったところに難しさがあるし、特色もあるのだろうと思う。
半面、誰にも理解されない、という問題がある。
「技術と芸術を繋ぐ」と書いてしまうと、わずか8文字だけれど、そんなに簡単なものではない。
というようなことを、解説書にして、Kindleで出版するとかすると、もちろん無料だけれど、読む人はいるかもしれない。
あるいは、ネットで解説記事を公開するとか。
ただね、解説記事を公開しちゃうと、進歩に伴って、更新してゆかないといけない、という、無駄、というか、手間が発生するんだよね。
そういうことするよりも、僕の創作のブラッシュアップをするほうに、リソースを割きたい、とは思う。
最後に究極の問題を。
今使っているマシンを更新する時期までに、更新するためのお金を用意しなければいけない。
Houdiniのライセンスも更新しないといけないし。
僕の作品は、お金を稼げないので、更新時期に更新できなくて、そのまま終了、ってことになる可能性も大きい。
借金するわけにはゆかないし。
返済できないものね。
技術のことや、作品のことを考えるだけではいけない、ってのが、この世の道理。
この世は、いろいろと面倒くさいんだよね。
#Fantasia #3DCG #Animation #DTM #Houdini