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光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光
「光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光」
ぽん太さんのファンタジア・フィルム「響想詩 光の響影 二」を、Animation Runs! Vol.66 様が上映してくださることになった。
アニメーション・ランズ 第66回
http://himecine.main.jp/Animation_Runs/event_66
なので、「響想詩 光の響影 二」にまつわる、あ〜んな話や、こ〜んな話を、5回シリーズで書いてみたいと思う。
というわけで、第2回の今回は、このフィルムで使った光のテクについて書く。
この曲に、光のアニメーションをつけよう、と思ったことは、前回書いた。
しかし、光のアニメーションってのは何だ?、ということになった。どんなアニメーションが、光のアニメーションなのだろう。
光のアニメーションというからには、光が主役なのだろう。
3Dには、ライト、という機能がある。これは、現実世界の光源の働きをする。太陽の光だったり、電球の光だったり、レフ板の光だったりする。
しかし、それらの光は、主役を際立たせるするために存在する。つまり黒子だ。主役ではない。
そこで、光を主役にするために、新しい技法を開発した。
それは、3Dポリゴンを光源にする手法だ。
Houdini には、同様の機能を実現する「ジオメトリ・ライト」というライトが存在する。しかし、このライトは、レンダリング時間が長くかかる上に、ノイズが多くなる。
そのジオメトリ・ライトの問題点を解決するために、新しい技法を開発した。
「響想詩 光の響影 二」では、蝶と鱗粉、それに光の柱に、新しく開発した手法を使って光を輻射する機能を持たせた。
いろいろと問題はあるのだが、とりあえず、これを使った。
マンガやテレビアニメみたいに、光の線が出るのではない。3Dの通常のライトのようなものだが、いろいろと違う。はずだ。
(11月3日から12月1日まで毎週日曜日5回連載)
「光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番」
https://note.com/pontayamazato/n/n3e45f7a90e57
「光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光」
https://note.com/pontayamazato/n/n8393fdbf0932
「光の響影 二 四方山話 その3 カメラ・アクション」
https://note.com/pontayamazato/n/nb341857c4f57
「光の響影 二 四方山話 その4 ペーパー・クラフト・モデリング」
https://note.com/pontayamazato/n/n28355cc4af58
「光の響影 二 四方山話 その5 僕の後ろに道はできる」
https://note.com/pontayamazato/n/n6e12c2ce00a5