美鈴さんのメッセージ
僕には辛い思い出がある。
仕事中、外回り中に、子猫を置き去りにする車を目撃した。
ほんの30メートル先に。
子猫は、僕についてきた。
が、仕事中だ。
服を汚すわけにはゆかず、両手には鞄と筆記具を持っていて、会社に連れて帰るわけにもゆかない。
その子は、しばらくはついてきたが、やがて、近くの家に向かって歩いて行った。
この手の「痛い」思い出は少なくない。
今でも心を苛む。
本日の【金の魂語】(きんのたまご)20210828
連日、仔猫の保護が続いています。
しかも…;
国道や県道などの車の通行量の多い場所で;
歩道の幅が狭い場所で;
少しでもミスをすれば…悲惨なことになるであろう危険過ぎる場所で;
殆どの子が熱中症や脱水症、ウィルスなどによる感染症、猛禽類や動物に襲われたりして出来た深い傷が化膿していたり…もぅ…心が折れそうになることばかりです。
保護できる子は、まだ幸せです。
多くの子は、“心無い・学ば無い・愛の無い”身勝手な人間に、ゴミのように捨てられて…
恐ろしい環境に怯え苦しみながら、声が掠れて出なくなっても母を尋ね彷徨い死んでいくのですから…。
今夜は、連日の荒んだ私の心が救われる出来事がありました。
いつものように、命懸けで仔猫の保護をしていたら、一台のワンボックスカーが先に停まって、ハザードをつけたと思ったら、
高校三年生のお姉ちゃんが2人と、その子のお母さんが降りてこられて、「ひょっとして猫ちゃんですか?」と声を掛けてくれました。
その後、事情を話すと…
当然!と言わんばかりに、お手伝いして下さって…氣の利いた協力のおかげで無事に仔猫を保護することができました。
その後、彼女たちと色々とお話をさせて頂き、「将来は犬猫の保護活動をしたいから、いっぱいお勉強して 絶対にお金持ちになるんです!!」と目を輝かせて話す子どもたちに…
初心を思い出しながら…未来に希望が持てました。
保護活動していると、車窓からゴミを投げつけられたり、罵声を浴びせられたり、わざと車を幅寄せされたりします…。
車が停まったと思ったら、「何だ…猫か…猫なんて拾ってどうするの?」なんて言って走り去られたりもします。
それでも…
何日も掛けて…大雨の日も、台風の日も、炎天下でも…必死に捜索して、必死に保護できるように工夫して、必死に周辺の自然霊に協力を頂けるように祈って…
やっと…保護できたときには、恐怖心と緊張と全身の力がフッと抜けて震えます。
今夜も、おちびちゃんに付き添います。
保護されて安心した途端に高熱を出したりして体調を崩す子も多いので氣が抜けません。
それにしても…
人間は二極化してしまったように感じます。
自然や動物、利他に寄り添える人と、そうでない自己愛と物質欲に支配された人…
世知辛い世の中です。
今、私の膝の上には「あとむ君」がねんねしています。
腕を失いはしましたが…幸せそうです。
皆さんの温かいご支援と寄り添いに、心から感謝しております。