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光の響影 二 四方山話 その4 ペーパー・クラフト・モデリング

「光の響影 二 四方山話 その4 ペーパー・クラフト・モデリング」

ぽん太さんのファンタジア・フィルム「響想詩 光の響影 二」を、Animation Runs! Vol.66 様が上映してくださることになった。

アニメーション・ランズ 第66回
http://himecine.main.jp/Animation_Runs/event_66

なので、「響想詩 光の響影 二」にまつわる、あ〜んな話や、こ〜んな話を、5回シリーズで書いてみたいと思う。

今回は、登場したオブジェクトについて書く。

モデリングしたオブジェクトは、蝶と花。

いわゆる板ポリというやつで、シンプルなものだ。

テクスチャもついていない。

花は、数千個生やすので、ポリゴンの数は数十万個になる。

複雑なモデリングをして、テクスチャを貼ると、メモリはパンクするし、レンダリングの時間が発散してしまう。

なので、できる限りシンプルに、ということで、シンプルなモデリングに止めている。

だいたい、紙細工、ペーパークラフト、という感じに仕上げてある。

しかし、調子に乗って、曼珠沙華を作ってしまったところで、やや失敗している。

というのは、曼珠沙華の形状は複雑で、ポリゴンの数が多く、これが、処理の負荷を高くしてしまった。

しかも表面積が狭いので、効果は小さい、ということになってしまっている。

蝶についても、板ポリの、紙細工、ペーパークラフト、という感じで作っている。体はなく、羽だけだ。

ただし、蝶の羽は、ひねるので、1枚の羽でも、多くのポリゴンで構成されている。

あとは、鱗粉と光の柱と水面、ということになる。

鱗粉は、ただの球体だ。ただし、これも数万個という数が飛翔する。

光の柱は、Houdini の Curve だ。

水面は、ゆらゆらと揺れるアニメーションをつけてあるが、ポリゴンの数は、たぶん数十万、というところだろうと思う。

この水面の処理がけっこう重い。

というわけで、登場するオブジェクトは以上だ。

このフィルムに限らず、モデリングは、ほとんど、こんな感じで作っている。紙細工、ペーパークラフト、という感じだ。

(11月3日から12月1日まで毎週日曜日5回連載)

「光の響影 二 四方山話 その1 ピアノソナタ第10番」
https://note.com/pontayamazato/n/n3e45f7a90e57

「光の響影 二 四方山話 その2 神秘の光」
https://note.com/pontayamazato/n/n8393fdbf0932

「光の響影 二 四方山話 その3 カメラ・アクション」
https://note.com/pontayamazato/n/nb341857c4f57

「光の響影 二 四方山話 その4 ペーパー・クラフト・モデリング」
https://note.com/pontayamazato/n/n28355cc4af58

「光の響影 二 四方山話 その5 僕の後ろに道はできる」
https://note.com/pontayamazato/n/n6e12c2ce00a5

#animation #indie_anime #AnimationRuns

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