志村正彦からの解放

我が人生の軸であるフジファブリックのラストライブに行ってきた。

ソワソワして公演が始まる。
最初はみんな悲しいやら嬉しいやらどういうテンションでいればいいのか分からず、少しぎこちない盛り上がりだった。

でも3人は、いつも通りだった。
こちらが感謝を伝えたい側なのに、総一郎くんに緊張を解してもらったように感じた。

だんだん盛り上がってシャリーあたりではみんな爆上がり🕺
どれも大好きな曲ばかりで、でも毎公演何かしらやる志村さんの曲や彼の話がなくて、「?」と思っていた。

アンコールまで、すべて総一郎くんになってからの曲だった。ここでやっと気づいた。

3人にとって、志村正彦という呪いがどれだけ強かったのか、どんな気持ちで新しい曲を生み出してきたのか、フジファブリックは休止すべくしてするんだと。

やっと解放されるんだと。
フジファブリックはもう3人のものだ。
曲たちもれっきとしたフジファブリックのものだ。
しかも私は総一郎くんの曲のほうが沢山聴いている。

でもやっぱり拭えない思いがあったんだと思う。
永久欠番のフロントマンの存在はずっとついて回る。

だから、ある意味、このライブは志村正彦への決別であるとも感じた。
3人が自分たちを認めて次へやっと進めるのだと。

アンコールのSUPER、本当に大好きな曲で、最後に聴けたこと凄く嬉しかった。
LIFE、音の庭、ショウタイム、シャリー、Green bird、電光石火、STAR、破顔…
本当に、どれも大好きで大好きで、フジファブリックに出会えて本当によかったと思った。

まだ実感はわかないし、悲しい気持ちは消えないけど
本当にありがとう。あなたたち出会ったおかげで立派な音楽好きに育ちました。

これからも聴きます。私の軸です。
そしていつか、3人がまたフジファブリックをやりたいと思ったら
そのときは絶対に待ってます。

本当に本当にありがとう。




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