推しの踊り子


私には推しがいて、彼女は踊り子だ。

人生で初めて誰かを「推す」ことを知った。

恋人に出会ったときと同様に、この出会いも運命だと勝手に思ってる。

初めてのストリップ劇場、入場料を払って、扉を開けた瞬間、私は彼女の虜になった。

全て好きだ。見た目も、演目や選曲のセンスも、キャラも、ポージングの美しさも。

他の踊り子もみたけど、彼女には敵わない。

ただ、ストリッパーという職業が有限で儚いものだとも認識している。

なるだけ見れるうちに、たくさん彼女のステージを見て、この目に焼き付けておきたい。




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