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歯肉癌 ♯5 手術の内容は?

2023年2月9日

一連の検査後の診察で、手術説明書をいただきました。

●病名:左下顎歯肉癌、頸部転移疑い
●進行度:ステージ4
●手術予定日:2023年2月15日
●予定手術時間:約12時間
●予定術式名:気管切開、左頸部郭清術(胸鎖乳突筋、副神経、内頸静脈温存、顎下部から下頚部付近まで予定)、左下1抜歯、正中から下頸枝におよぶ下顎骨区域切除、上下顎顎間固定、遊離腓骨による再建

え~~~っと、つまり
首の左側のリンパ節を全部取って、
下顎の左半分を取って、
左脚の腓骨で顎を再建します。
ってことです。

長々と続く術式名と、12時間の手術ってところでだいぶ心折れかけましたが、、、
●手術の必要性・目的 の項目に「根治目標を目的とした腫瘍切除、病理診断(確定診断)」とあり、この『根治』という言葉に救われました。ここだけ何度も読み返したことを覚えています。

こうして、
2月13日(月)入院
2月15日(水)手術
が決定しました。

この写真は、術前検査のCTをもとにした下顎の3D模型です。欠損部分が腫瘍で、骨の浸潤度合いが良く分かります。
入院日の手術説明の際、「保険で作れるようになったんですよ~」と目を輝かし、嬉しそうにお話しされる主治医の先生。
『手術大好き先生』………頼りになります!

この写真を見て、一つ思い出したことがあります。
アメリカでの強引な抜歯が癌の原因ではないか?という疑問に先生は「歯を抜いたことで癌細胞が顕在化したと思われます。抜かなければ、どんどん骨の奥の方に進行していったでしょう」と説明してくださいました。

なるほど。
何が幸いするか分かりませんねー

そして、この3D模型と比べてもより大きくなっているので、切除箇所も大きくなることが予想されます、と。
開けてみてからの最終判断に委ねることになりました。

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