歯肉癌 #2 がん発覚@アメリカ
2022年秋
メリーランド州オデントンでの駐在が7年を超え、"来年の5月か6月には帰任"と決まった頃。
夏ごろから左下奥歯がまぁまぁ痛むけど、帰国まではと、我慢していたらしいオット様。…以前、親知らず抜歯をアメリカで経験し、次は日本でじっくり治療したいと思ったそうで。
が、11月に入りいよいよ我慢できなくなり、12月にようやく取れた予約で歯医者へgo!
レントゲン検査の結果、即抜歯することが決まり、紹介されたちょっと大きな歯医者にて、左下奥歯2本抜かれて帰ってきました。
麻酔がなかなか効かず、ものすごく痛かったそうです。
しばらく、抗生物質と痛み止めを飲みつつ、週一ペースの"経過観察"通院が続きました。
痛みはなくても、右下奥歯の炎症も良くないから、そっちも抜かないといけない、と言う歯医者さん。
傷口塞がる前に反対側も抜いちゃったら食べられないじゃんねー、アメリカって抜歯がデフォルトなのかしら?と、とても不思議だったことを覚えています。
そんな中、冬のお仕事に戻るため、年明け早々に私は帰国。
「明後日歯医者だ~」「早く塞がるといいね~」と会話して、空港でバイバイしました。
2023年1月18日
アメリカ行ってからの7年間で初めての国際電話。
「治りが悪すぎるということで、DCの大きな総合病院で検査したよ。CTとMRIの結果は来週出るけれど、良いものだったらこのままアメリカで治療します。悪いものだったら帰国して手術します。心づもりしておいて」というものでした。
悪いものって何だろう?
悪性?それって癌??
検索しまくった1週間。
近くの神社にお参り行って
健康お守り買って、写メ送って
ケイタイの待ち受けにしてもらって
極力平常心で予定通りに過ごした一週間。
そして、1月25日のLINEは
「日本に帰ることになったよ。明後日の飛行機。成田着。いい結果じゃなかった」
いろいろ書いて、書き直して、結局、「わかった」とだけ返事した私。
あれって正解だったのかしら?と、今でも思い返すことがあります。
そして、2日間で荷造りし、
部屋(主に食料品)を片付け、
電気水道を止めてきたオット様。
つくづく偉かったな~と思うのです。
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