歯肉癌 #3 帰国~病院決定まで
2023年1月27日(金) 帰国
20日ぶりに会ったオットは思いのほか元気で、スーツケース2個転がして帰ってきました。
ただ、左頬がぷっくり膨れていて、「え?綿入ってるの??」って思わず聞いちゃうほど。
「特に痛くはないよ」と言いながら、アメリカから持ってきた痛み止めを、一日数回せっせと飲んでいたので、きっと相当痛かったんだと思います。
5日後、2月1日(水)
アメリカでの診断書を携えて、某大学病院 歯科口腔・顎顔面外科へ。
会社の嘱託医がここの先生だという繋がりでした。
紹介されていた教授先生、口腔内を一目見るなり
「そうですね。アメリカでの診断通りですね。歯肉癌です」
ほほう。こんなにサラリと言うんだなーって、変なとこ感心しちゃった(^^;
手術での除去がスタンダードな治療法であること。
ただし、今現在手術予定がいっぱいで、
ここでは3ヵ月先まで待つことになること。
信頼できる病院を紹介できること。
術前検査はそちらでやったほうが良いこと。
ナンバー2(と思われる)先生に説明され、、ナンバー3(と思われる)先生に口内消毒してもらい、その日は帰ってきました。
翌2月2日(木)
紹介された病院に、朝いちばんに電話するも、「口腔外科の初診外来は、来週の火曜日です」と。
また一週間近くも待つのか。。。
この5日間で頬の膨らみは大きくなっているのに、はたして大丈夫なんだろうか???
不安に圧し潰されそうになっていたところ、G大病院のナンバー3(と思われる)先生からTEL。「こちらからも先生に話してみますね」と。
冷たいかと思われた(失礼w)大学病院の先生の温かさに、少しだけ安心したことを覚えています。
翌2月3日(金)
朝、紹介先の先生からTELいただき、その日のうちに受診できるように。
本当に本当に、心の底からホッとしました。。。
一目見るなり「よくここまで我慢しましたね~」と先生。
そうなんです。我慢強いんです。ウチのオット(^^;
先生の見立てでは、肉腫形容強めの『紡錘細胞扁平上皮癌』
「細胞診の結果を見ないと確定しないけど、これは特殊な癌で治療もやっかいです。」
専門書を開きながら、時間をかけて、丁寧に説明してくださいました。
おそらくリンパへの転移も見られるので、除去手術は早い方がいいでしょうと、あれよあれよという間に検査の予定が決まり、本当なら一月半くらい先かも?という手術が、2週間後に仮決定!
…後に聞いたところ、小さな手術を別日に移動する、という奥の手を使ったそうです。ありがたいことです。
初診で手術日まで決まる、という早業でしたが、目の前で各科に精力的に電話をかけまくる先生に「あぁ、この先生なら大丈夫!」と確信しました。
不安な日々が続く病気治療。少しでも安心できるようになるには、信頼できる主治医との出会いが必須です。その点、我が家は運が良かったと、心から思うのです。
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