私が大好きなこてんさんの話
私が所属しているオンラインコミュニティ、ライフエンジン。
最近では、フリーランスで実績を作る事に徹底フォーカスする実践プログラム、『Solo Workers』 も始まり、参加メンバーがそれぞれ各自で大きく動きを見せている。
その「Solo Workers」の一人で、自称のんびり屋のこてん(@kotenmono)さん。
「りんだラジオ」や「かほブログ。」など、裏方サポートとして動くことが多い彼女ですが、仕事が丁寧・早い、かつ相手がどうしたら喜ぶか、どうしたらもっと良くなるかを常に考えてくれるので、常に期待の上を行く成果を出す、スーパー仕事ができる人。でもそれを鼻にかける事は全くなく、とても柔らかな雰囲気をまとっている。
さらに、彼女が何かを愛する時、その愛情はとても純粋だ。
彼女のふかーーーーい愛情に心を動かされる人は多く、スプラトゥーンやゼルダをはじめとしたゲームを愛でる彼女を見て、既に数名のライフエンジニアがゲーム沼に自ら飛び込み、楽しいゲームライフを送っている。(尚、私もその中の一人です)
そんなこてんさんが、最近サポートされる側ではなく、してもらう側に立って、一つのブログ記事を書き上げた。
顔の見えないコミュニティ参加者200人に「物語」を託した理由
これは、彼女が1参加者として、愛するライフエンジンに対してどんな事が出来るか、顔を知っている100人のアクティブユーザー以外の「ROM専」である、顔が見えない、まだ見ぬ200人のライフエンジニア達への想いを綴った記事。
私自身も含め、100人のアクティブユーザー達はライフエンジンへの愛がとても深い。その1つの理由として、コミュニティ内の心理的安全性が確保されている事が大きいだろう。(参考記事)
この心理的安全性が確保された空間の中で、ライフエンジニア達は日々試行錯誤し、お互いに励まし、刺激を受け合う。さらに、時にはゆっくりとした休息を、温かいココアのような癒しも与え合いながら、前に進んでいく。
しかしその恩恵を享受し、ライフエンジニアの「仲間」として動き出すためには、自分で一歩を踏み出す、という事も必要だと思う。「自分という人間がここにいる」という事を、300人いるユーザーの前で主張しなければいけない。一方で、各ユーザーであるライフエンジニア達がそれぞれ日々活動する中で築き上げてきた、濃密かつ大量なコンテンツを目の前にして、新しく加入した人にとって、それは時としてどんなに勇気がいる事だろうか。
ここで、こてんさんの記事に戻ろう。
「おしゃべりマッチング」とは、コミュニティ内で「対談したい人」達同士がマッチングされて対談を行うもの。「話したいけど声をかけるのは恥ずかしい」、「話したいけど誰に声をかけたらいいのかわからない」というニーズを拾い上げ、コミュニティ内の交流を活発化させた企画である。
(尚、コミュニティ内の対談ってどういうこと?という方は、こちらのnoteの、『自己肯定感が上がる』部分をご参照ください)
その「おしゃべりマッチング」を彼女は、入会後に「ROM専」となった未だ見ぬ200人のライフエンジニアが、本当の意味で「仲間の一員」となる為の『途中式』と定義した。普段はサポートに回り、どちらかというと表には出てこなかった彼女が、1か月間・週二回対談を続け、動画をアップし、自分が前に出て企画を盛り上げた。
200人が少しでも、興味を持ってくれたら。
大好きなライフエンジンというコミュニティの中に一歩踏み出す、きっかけになってくれたら。
さらに彼女は、それでも届かない人たちの為に何ができるかを考えて、一つの作品をコミュニティ内で公開した。
それが彼女の書いた小説『勝者』だ。
小説自体は書いていたそうだが、今までは一部の近しい人にしか見せていなかった。それを、既に旧知の仲として信頼している100人が含まれているとはいえ、300人もの人がいるオンラインコミュニティで公開するのは、どれだけ勇気がいる事だっただろう。
きっと公開する前に、とても悩んだと思う。きっと、とても怖かったと思う。それでも、自分が大好きなライフエンジンに何ができるか考えて、彼女は表に出た。自分の作品を表に出した。
物語を決めるのは読者だ。
どう取られるかはわからない。
それでも彼女は、未だ見ぬ200人達を信じ、その人たちに届くことを願って、その物語を「託した」のだ。
このブログ記事自体は、元々はコミュニティ内限定で公開されていた文章だ。
「おしゃべりマッチング」の1か月チャレンジが終わり、彼女の作品が表に出てからしばらくして書き込まれたこの文章に、心動かされた人は多かったと思う。
彼女の数々の動きの裏に、こんな熱い思いが、こんなにも深い愛情があったなんて。
そして彼女はさらに、その世界を、活動を外へと広げていくために立ち上がる。このブログ記事と、その時に公開された『勝者』の電子書籍化は、その為の一歩だ。
心理的安全性が確保されたコミュニティから一歩踏み出すその姿は、私にはとても眩しく感じる。
きっとこれからも沢山の葛藤があると思う。もしかしたら、前に進むことが辛く感じる事もあるかもしれない。
それでも、自分の情熱を信じて前に進み、その愛情でたくさんの人の心を動かすあなたの事を、私たちは、私は、ずっと応援し続ける。
月並みな事しか言えないけれど、あなたのその真っ直ぐで、純粋で、危うさすら感じさせるその繊細な感受性が、どんなに多くの人に勇気を与えるだろうか。どんなに多くの人の心を動かすだろうか。
その一歩が、その先の道が、あなたにとって幸多きものとなりますように。
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