【ゆったりしたお金持ち-65】安いのと高いので迷ったら
似たような商品が2つあって、どちらを選ぼうか迷った経験はありませんか。
あるお金持ちの人から聞いたのですが、値段で迷ったときには安い方を選ぶと言っていました。
どうしても欲しい物であれば金額が高くても購入することになるので、金額で迷うということは失敗したくないという気持ちの表れなのだということです。
高い方を選択して失敗だと思ったときに「安い方を選んでおけば良かった」ということになります。
しかし、安い方を選んでおけば失敗を最小限に抑えることができたと納得できる部分もあります。
そのため、同じような商品なのに金額の差がある場合には、安い方を選んだ方がいいという結論に達するのだそうです。
同じような話を、紳士服売り場の店員さんから聞いたことがあります。ほぼ同じ商品なのに売値が異なる場合があるが、逆の値段であってもおかしくないという場合もあるぐらい、商品に差がないことが多いそうです。
ただし、売る側は高い商品が売れた方がいいので、お客様に違いを尋ねられた際には高い方の商品について「素材が高級」「縫製が丁寧」「細かい部分の処理が優れている」などの説明をすることがあるそうです。
決して騙しているわけではないのですが、何かしらの説明をする必要がある場合には納得してもらえるように分かりやすい説明をしているとのこと。
とはいえ、最終的には自分の目で確かめて判断するしかないのです。
ちなみに、その店員さんは、もし自分が購入する側であった場合は、同じような商品で49,500円のスーツと59,500円のスーツであれば、迷わず安い方を選択します、と言っていました。1万円の差を自分では見抜けないでしょうから、その程度の差しかないのではと考えるからだそうです。
商品に価格を付ける際、金額の差には確固たる理由があると思い込んでいましたが、そうでもない場合もあるのかと勉強になりました。