【ゆったりしたお金持ち-81】貯蓄の際の目標設定
お金持ちになる人は目標設定が上手です。
学業、資格取得、仕事、ダイエット、体力づくりなど、生活の中で目標を設定する場面はいくつかあります。
小さな目標をいくつか設定し、それをクリアしていくことが人生設計につながっていきますが、目標の設定が上手いということは思い描く人生に近づきやすいということです。
貯蓄をする際も、ある程度の目標設定が必要です。目標金額を設定しなくても自然とお金が貯まっていくという人も中にはいます。普段からあまり物欲が無く、お金を使うことに喜びを見出さないタイプの人は、無駄遣いをしないため自然にお金が貯まっていきます。
しかし、自然にお金が貯まるという経験が無い人は、貯蓄の際に目標を設定することは有意義です。
ただし、あまり無茶な目標を設定しないことが重要です。最初から張り切って高い目標を設定してしまったがために、継続することが難しく結局脱落してしまうのでは意味がありません。
1年に100万円貯めた主婦の成功体験などが書籍化されていることもありますが、誰でもできることではないので、安易に「100万円」とか、とりあえず「1000万円」などといった理想の数字を掲げるのではなく、実現可能な数値を設定することが重要です。
最初は、低い目標からスタートしてみて、成功したときの気持ちを意識してみます。成果に対して心地よさが感じられるかどうか、もう少し頑張ってみようかなと思えるかどうかがポイントです。
無理をしている、辛い、という気持ちよりも次はこんな風にしたら成果が上がるかも、といった風にゲーム感覚で新しいアイデアが生まれることが望ましいです。
達成感をほどよく感じることができるか、次への意欲がわいてくるかどうかを重要視し、無理な場合は目標設定を変えてみたり、方法を変えてみたりして自分に合ったやり方を見つけていきます。
支出に関しても、急に「1か月1万円生活」などという目標を掲げても、短期間であれば実現できるかもしれませんが、継続が困難になると挫折を味わることになってしまいます。急激なダイエットがリバウンドに繋がりやすいのと一緒で、支出や貯蓄の管理もすぐに成果を出そうとしないで、長続きする方法を見つけることが大事ですね。