【ゆったりしたお金持ち-80】偉い人ほど謙虚
ゆったりしたお金持ちは、ゆとりがあるからなのかもしれませんが、謙虚な人が多いです。自分がお金持ちであることをひけらかしませんし、自慢をすることもありません。謙虚で上品な振る舞いをするので人気者であることが多いです。
先日読んだ弘兼憲史さんの著書に『社会的地位がある偉い人ほど、謙虚な態度を取ります。』と書かれてあったのですが、本当にそうだなと感じます。
弘兼さんは仕事柄、雑誌・ラジオの取材や食事会などで、経営者や政治家など社会的地位が高い人に会う機会がたくさんあったそうです。
そのような人たちは、会話をしている途中でも、店員さんに「お願いします」「ありがとうございます」などと丁寧な言葉遣いをしている姿を頻繁に目にする、と記しています。このような振る舞いをすれば当然好感度が上がるので、謙虚な振る舞いには得しかありません、といった記述もありました。
私の知り合いの婚活女子は、マッチングアプリで会社経営の男性と知り合い、お付き合いを始めました。複数の会社を経営していて自分がどれだけ有能かという話を毎日聞かされていたそうですが、彼女は行動力があって頼もしいと好感触だったそうです。
しかし、コンビニの店員さんやファミレスの店員さん、タクシー運転手さんに対する態度が横柄なところが、普段から気がかりだったようです。
ある日、スマホの購入に付き合ったのですが、開店時刻よりも3分ほど早く店舗に到着したそうです。受付番号札を取り、開店時刻まで待とうとしていたら、急に店員さんに向かって「客が来ているのだから、少しぐらい早めに営業開始したらどうだ!」と大声で怒鳴ったそうです。
彼女は必死で彼をなだめながら、店員さんに何度も「ごめんなさい」と頭を下げたが、恥ずかしくて仕方がなかったと言っていました。
その後、すぐに別れたそうですが、自分が客の立場のときに偉そうな振る舞いをする人は、自分を大きく見せようという気持ちがあるのかもしれませんね。
つい偉そうに振る舞ってしまう人は、他人から偉い人だという評価を得られるどころか、敬遠されてしまう可能性が高いということで、つまり自分にとっては損になるということです。
弘兼さんの「謙虚な振る舞いには得しかありません」という言葉を大切にしたいと思います。