サンタさんの秘密

【おかめちゃんとおさめちゃん】

登場人物
🐢おかめちゃん
亀と人間のハイブリッド
亀の名残りは、甲羅と
ゆっくりの歩みのみ
ハイソサエティにみえるが
じつはおとぼけな二十歳


🐬おさめちゃん
サメと人間のハイブリッド
サメの名残りは、
鋭い歯とへの字口
そしてサメ肌
いちご大福が大好きな
自他共に認めるおとぼけな
二十歳

今日は、おかめちゃんが
おさめちゃん宅へ

🐢『おさめちゃーーん』

🐬『ふぁーーーい』

🐢『あらっ？寝てたの？
　　　　もうお昼前だよ』


🐬『イブの夜　
　　おかめちゃんと語らったあと
　　サンタさん来るの待つのに
　　窓をガン見してたら
　　ホントに赤い服来て
　　やって来てね♪
　　サンタさん
　　ほんまはすでに
　　来世とか
　　転生とかしてて
　　ひょっとしたら結婚
　　してるのか？とか
　　いろいろ質問してたら
　　夜が明けてねーー☆
　　　サンタさん
　　急いで帰ったんだよ♪』


🐢『んで　
　　サンタさん結婚してんの？』

🐬『そら　
　　　言われへん( ￣っ￣)』

🐢『なんでよ！』

🐬『約束したからな　
　　　　　　トナカイと』

🐢『トナカイと？』

🐬『サンタさん　
　　ずいぶんお年やろう
　　だからな　
　　ついつい昔ばなしとか
　　しだしたら　ほんまかウソか
　　夢か現実か
　　曖昧になるんやって…
　だからな　今日話したことは
　　半分嘘やと思って　誰にも
　　言わないで堪忍してやって
　　っていわれたん☆
　　それ　ようわかるねん
　　うちにも　
　じっちゃんいるからなー』


🐢『トナカイって　
　　ほんまに鼻赤いの？』

🐬『まあ赤いっちゃあ　
　　　　　赤いな☆』

🐢『へえ♪』

🐬『もっとすごいこと
　　　　　おせーたろか』

🐢『ウンウン！』

🐬『トナカイも鼻赤いけど
　　サンタさんも赤いねん
　　あれの理由　
　　高血圧とかと
　　ちがうんやで
　　パー〇ん　と一緒　』

🐢『え！
　　ってことは　鼻が赤いのは
　　コピー☆サンタさん?』

🐬『しっ!!
　　　声が大きいー☆』

🐢『それじゃあ　
　　ホントのトナカイや
　　サンタさんは　
　　鼻が赤くないってこと？』

🐬『こらっ！
　　あんまり真実言うと
　　バチカンから
　　偵察に来っから☆』


🐢『ワオ!☆』


🐬『あとはさ　鼻毛を抜いて
　　息を吹き掛けたら……』


🐢『マジでーーo(^o^)o
　　いっぱい
　　サンタさんあらわる？』


🐬『孫悟空みたいにね♪』


🐢『ワォワーオ☆☆』

🐬『空也上人の口から
　　　ぷわ～のやつも…』

🐢『えええ～まじか
　　　　　憧れてるやつやん』

🐬『ぜったい内緒なーー!
　　それにしても　
　　おかめちゃんの願い事　
　　サンタさん笑てたーー!』


🐢『えっ(￣□￣；)』


🐬『いや　だいじょぶよ
　　　企業秘密やから　
　　　他人さんの願い事は
　　人に言うたらあかんのやて』


🐢『じゃあ　私の願い事
　おさめちゃん知らないわけ？』


🐬『知らないけれど
　　そこはトナカイが
　　　こそっと…☆』


🐢『えーー。(;°皿°)』


🐬『ウソヨネーー
　　　:*:・(￣∀￣)・:*
　　でも、伝言は
　　頼まれたわ』

🐢『なんやなんや？』

🐬『願い事入れた
　　靴下の毛玉が
　　ハンパないから
　　そろそろ
　　毛玉とりするか
　新しいの買ったら
　どうやって』

🐢『( 〃▽〃)』