京都浪人物語#2 |不平不満
浪人してからの受験が共通一次元年でした。理社が2教科ずつと負担が増し、しかもマークセンス方式。
相変わらずこんな受験勉強何になる?と不平を口にした時、同級生の言った一言が、
「俺もそう思う!でも全員同じ条件だ。意味あるかどうかより、割りきって突破するしかないだろう。」
彼の言葉が響きました。
「不満」は「不満足」ですから目指す何かがありますが、「不平」は自分の事を棚に上げて文句を言っているだけで何も解決しない。
この時からです。
不満は良しとしても不平を言う事は止めようと心に誓いました。
京都在住中の思い出といえば、路面電車が廃止になった年。最後の電車に八坂神社辺りから高野まで乗りました。
古都京都は、季節ごとに色々な催事祭りがありますが、在京中は祇園祭に夜出掛けただけ。龍馬の墓参りや伏見寺田屋など行く事もなく、盆地の暑い夏と底冷えのする冬があっという間に過ぎ去っていきました。
机についている=勉強したつもりの錯覚という下手な時間の過ごし方をしていました。
後悔は文武両道が出来ていなかった事。アウトドア派にとって運動不足は精神的にも不健全でした。
よい仕事するには、よく遊ぶを自分に言い聞かせています。