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新婚旅行#6【マインツ→ケルン】ドイツの列車意味わからん問題
マインツ観光を終え、ケルンへ向かう。
ケルンへの列車はomioというアプリで日本にいる時に事前予約していた。
ICEという新幹線のような列車を座席指定、所要時間2時間、2人で11,103円だった。
駅の電光掲示板を確認、乗る予定のICEは9分遅延しているようだった。とりあえず、ホームに行き列車を待っていた。
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ところが変更後の時間になっても予約した列車が来ない。
ドイツの列車は時間通りに来ないということは頭に入れていて、遅延することも承知の上だったため、しばらく待っていたが、それでもなかなか来ず。
あれ??
電光掲示板を確認しに戻ったが、予約した列車の表示がなくなっていた。
あれ?あれれれれ…?
もしかして、さっき出発した列車がそうだったのか???
出発予定時刻のちょっと前に違う名前の列車が、待ってるホームの後ろから出発していったのが乗るはずの列車だったのか?
何を間違えたのかわからない。
一応その列車の行き先も確認して、これではないと確信したのに。。。
なんで?
とりあえず、案内所に行って事情を説明することに。
拙い英語も伝わらず、駅員さんの英語も聞き取れず、翻訳アプリでグダグダになりながらも予約した列車の紙チケットを見せながら説明した。
お金は追加で払いたくない。期間内だと予約した範囲内までなら違う列車にも乗れると書いていたため、何回も伝えた。
英語もろくに話せないのに、がめつい客だなと思われたと思う。
粘った結果、ICEではなかったが特急みたいな列車の自由席に乗りなさいと紙を渡された。
駅員さんのツンケンした態度は、気持ちのいいものではなかったけれど、代わりの電車を教えてくれただけでもありがたいよなと思うようにした。
代わりの電車時刻まで1時間ほど待っただろうか。
ベンチに座りコンビニで買ったフルーツをむさぼった。
待ち時間に加えて新幹線が特急に変わったせいで、2時間もケルンに着くのが遅くなってしまう…と途方に暮れていた。
何がいけなかったのだろう?
乗るはずだった列車はどれだったのだろう?とモヤモヤ考えるが結局何が正解だったかわからず、考えることをやめにした。
次は絶対に逃さないぞと心に誓い、列車を待ちながら、周りの人たちの動きを観察しながら待っていた。
そこへ列車が、待っていたホームのずいぶん後ろに停まった。
あれ?もしかして、あれか!?
言われたホーム番号の所には停車していないが時間はほぼ同じ。
私たちの近くで待っていた人たちもゾロゾロとそちらの列車の方へ移動し乗り込んで行く。
これしかないのか!?と半信半疑、確信は全く持てなかったが、現地の人たちと同じ流れで、えいやーっと乗り込んだ。
Googleマップで進行方向を確認。
合っていたようだ。
ドイツの列車乗り場では、人の流れをよく見ることがけっこう大事みたい。
席はちらほら空いていて、どこに座ろうかキョロキョロしてたら、こことここ座りなよと声を掛けてくれた。夫とは少し離れて座ることになったが、大荷物も抱えて疲れ果てていたので、遠慮なくファミリーの所に相席させてもらうことにした。
この列車はライン川沿いを走る路線だった。
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窓の外を眺めていると、ところどころ古城が見えた。
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ドイツはシンデレラ城のモデルとなったノイシュバンシュタイン城やラプンツェルの舞台のトレンデルブルク城なども有名だ。
今回の旅では時間やルートの関係もあり、お城の観光は諦めていたのだが、予想外の出来事があったからこそこんな形でちょこっと古城も楽しめてラッキーだった。
1時間くらい経った頃、車掌さんが切符チェックにやってきた。
ドイツの駅には改札がない。言ってしまえば切符を買わずタダ乗りもできるのだ。それを防ぐために、定期的に切符チェックが行われ、もし切符を持っていなかったら、高額な罰金を取られるそうだ。
先ほど案内所でもらった紙と、omioで予約した列車の紙チケットを見せた。ちょっとドキドキしたが無事にチェックを終えた。
それからも、だんだんと変わる景色が面白く、(とは言っても物珍しい景色ばかりではなく、日本の鉄道も何もないような田舎の道通るけどドイツも同じかんじなんだな〜とか思いながら)ぼんやり窓の外を眺めていたらケルンに着いた。陽が落ちる頃だった。
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無事に着いてほっとしたのも束の間、
ケルン駅のホームや待合室には、ホームレスみたいな人が多くて、なんだか雰囲気がとても気味悪かった。
さっさと歩いてホームを出るとなんとそこには、
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第一印象、デカすぎデカすぎデカすぎー!!!!
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おおぉ〜!!!!!!
これがケルン大聖堂か!!!!
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一気にテンションが上がった。
が、観光は明日。この日は大聖堂を横切りホテルへ直行。ちょっと迷いながら、徒歩20分くらいでホテル到着。
2024.06.23 泊
🏨ライン - ホテル ザンクト マルティン Rhein-Hotel St. Martin
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ホテルの周りは飲食店が軒を連ねていて、外のちょっとした広場ではユーロカップのパブリックビューイングで盛り上がっている最中だった。
チェックインを済ませ、ホテルの1階にあるレストランで食事をすることに。他のレストラン探すのも疲れるし、ホテルの受付で割引券をもらったこともあり即決。
落ち着きたかった私たちは、店内で食事をいただくことに。中で食事している人はいなかった。みんな外でユーロカップを見ながら食べ飲みして大盛り上がり。厨房も忙しそうだ。
呼び鈴などはなく、誰に声をかけていいかわからない。もじもじしながらもレジの人にオーダーしたいと言ったが、違ったようで何か言われたが、理解できずとりあえず席で待っていた。
しばらくするとホール担当であろう人が来てくれて注文を聞いてくれた。英語のメニューも持ってきてくれたり、感じの良い方でほっとする。Googleマップの口コミを見て食べられそうなものを注文した。
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お酒はあまり飲まないのだが、せっかくドイツに来たならということでケルンの地ビールを注文。
ドイツはビールが安い。水より安いと言われているが実際そうだった。
これがけっこう飲みやすくて、美味しかった。
そしてメイン、
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ごつい料理がやってきた…。
大きな骨付きの塊肉にナイフがブッ刺さっていて、付け合わせの山盛りポテトと気持ち程度のザワークラウト(キャベツの酢漬け)が肉の下に隠れていた。
見ただけでお腹いっぱいになった。
見た目も味もゴツい肉、箸休め(ナイフフォーク休め)にザワークラウトを食べてみる。酢漬けだからさっぱりしてるだろうと思いきや、そうでもなくあまり食べ進められなかった。ここのお店のがあんまりなのか、ドイツのザワークラウト自体があんまりなのかはわからない。ポテトの方が箸休めになった。
夫が食べていたシュニッツェルを一口もらったが、きのこ(ポルチーニっぽい)のソースがかかっていて、こちらは美味しかった。
結局、私のゴツ肉料理は食べきれなかった。
ホテルに戻ってこの日はおしまい。
新婚旅行#7 へつづく。