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似合う答えは一つじゃない③〜これから求められる未来のイメコン像〜
前回の話の続きです。
これから先、我々はイメコンに何を求めていくのか??
イメコンアナリストにはどんな資質が求められるのか?
もし受けるとしたらどんなアナリストを選ぶべき??
という話でした。
❶あるアナリストさんからのAnswer
私がこの考察を書いている間に1つのニュースが飛び込みましたので、それについて掲載させて下さい。
「イメコンは何なのか?」と考えてみた結果。|jewelblooming https://t.co/1Al4ot7ZKi
— カラー&コスメコンサルタント 渡辺樹里 (@jewelblooming) January 29, 2025
是非、一読して頂きたいのですが…
こちらのアナリストさんはその界隈ではとても有名で一線で活躍されている診断士の方で私もよく拝見させてもらっています。
その方が今まで既存の診断ではなく、新しい取り組みを始めようとされている旨が書かれてあります。(と、私は理解しています)
と、ともに「イメコン診断とその現況、問題点」についても触れられています。
正直言って、これが私が今回書きたかった事であり、ほぼその「答え」です。
でもまさか、イメコンのプロからこの答えが出てくるなんて思いませんでした。
私の講釈よりまずは読んでくださいとしか言えないですw
と、ともに。
やっぱり現場の方も同じ想い…葛藤や憂慮を抱えていらしたんだなと思いました。
「何となく素敵に見える」って素晴らしい事だと私は思います。
新しい取組も是非!上手くいくと良いなあと思います。
❷フィギュアスケーターと審査員と◯◯
私が前回、あなたはフィギュアスケーターだと例えた話を思い出して欲しいのですが。
氷上で演技をするスケーターがイメコン受診者だとしたら、そのスケーターを様々な物差しで採点し、ジャッジ=カテゴライズするのが「審査員=アナリスト」という例えをしました。
もう少し話を進めます。
スケーターは氷上に立ちますが、審査員は1人ではありませんよね?
複数です。1人より3人、5人、9人…
増えれば増えるほどジャッジの点数はバラツキが出ますよね?
でも多数だからこそ、平均値も合計も結果として公平性や正確性のあるジャッジができると思います。
また多数のジャッジから正解は一つではないとも知ります。
これが現在のイメコン診断巡り(迷子)。
1人の審査員のそのジャッジは真実か?
複数の審査員=複数の診断法やアナリストから様々な意見や結果を得る事で答えや見方がそれぞれ異なる事を知り、結果的にその点と点を繋ぎ合わせて、平均値を出したり、考察する事で
「ああ、こういう事だったのか」
と総括して、ではどうしたらいいのか?という答えを導いているのです。
受診者自身が。
一周回って楽しめたらいいですけど、
面倒臭いというかそれがわからないし、
費用だってかかります。
それをいくつもしたくないからプロに相談する人が多いと思うのです。
迷子になりたくてイメコン受ける人は基本いません。
でも、ここまでイメコン文化が普及してしまうと、初めて受ける人にとっても再診の人にとっても「そのプロにお金を払って診てもらう意義/意味」の付加価値や正当性、期待値がすごく高くなっていると思います。
つまり、
今迷子の人にとっても、
これから初めて受ける人にとっても、
これからのアナリストは
氷上でただジャッジする「審査員」ではなく、
スケーターに寄り添い
最良の結果を導く伴走者
「コーチ」
であることが求められるのではないでしょうか?
❸まとめ〜良いアナリストに巡り合うために〜
私が前回書いた、イメコン受診者が診断を受けて迷子にならず、満足するためにアナリストに求める事はこの4つ
①診断の正確性
②それに基づくパーソナルなアドバイス
③受診者の思考、考え方についての理解
④受診者のアフターフォロー、ケア、プラン
「審査員」が主に行うのは①と②。
「あなたは◼️◼️だからこうです、だから◯◯が似合いますし、××は似合わないです」
そうジャッジをして結果を伝える。
この場合似合うタイプとその特徴や解説がメインになります。
だから④のフォローも基本的には似合うものを基準とした内容になる。
つまり、そのアナリストが出した答えのイメコンスペックのLOOKが出来上がる。
「コーチ」ならどうするか?
まず③に重きをおいて考えると思います。
結果が出る前も結果が出たあとも
『あなたならどうしたい?』
ここに耳や時間を傾けてほしいと思うのです。
受診者はお金をかけてプロに教えを乞う時点で「プロのジャッジ=正しい」と考えがちです。そして診断後は正しい選択をしようとする…無意識に。
でも本当は似合うとされているものが、好きじゃない。
似合いやすいものがその人の生活環境にそぐわない。
たくさん診断を受けたけど、バラバラの結果に。どうしてそうなるのかわからない。今までの結果も活かしたい。
受診者の本当のニーズは結果を受けた後にこそ現れる…と私は経験上思います。
そのニーズを汲み取りながら
現実的かつ具体的なプランやフォローを組み直していく。
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コーチはスケーターにこう言います。
『好きな方でいいよ』
『どちらを選んでも、俺は必ず優勝へ導くから』
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って私が今見てる「メダリスト」って
漫画の一コマのセリフなんですけどw
結果の押し付けに終わるのではなくて
その人の思考や個性を理解した上で
「総合的イメージ」を構築していき、
その人のニーズに合った
垢抜けさせる術を受診者と共に考える。
『Plan ・Do・See』
計画/実行/評価、振り返り
これを互いにある程度の期間を経て
サイクル的に繰り返していくと
受診者自身が考えて、自分の抱える課題やなりたい方向に向き合っていく事ができるのではないか?
アナリストは受診者の新しい可能性を切り開き、どんな選択肢があるのかを提示していく。
受診者に寄り添い、サポートする。
そんな「アナリスト」がこれからの時代に求められるのではないかと思います。
そしてそのための入り口の「診断」になっていくと、迷子の人も減り顧客の満足度も高まるのではないでしょうか。
これから受診を考えられている方には
「あなたはどうしたいのか?」
診断前後に関わらず
常にそれを心に留めてくれているか?
を見極めるのが良いアナリストさんに巡り会えるポイントかな?と思います。
素人が偉そうに言って申し訳ないですが、
1人のイメコン好きとして切に思います。
長文お付き合い頂きありがとうございました。
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イメコン診断結果を受ける前にも受けた後にも覚えておきたい話です。
あるMAさんのお話
▼メイクに正解をもとめない。 | 第6回