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ファッション雑誌からみるメイク定点観測〜顔タイプフレッシュ編〜

今日は顔タイプ「フレッシュ」と「メイク」の話。

もしあなたが「顔タイプ診断」を受けるならば
「あなたの顔立ちタイプにオススメのファッション雑誌」を紹介されると思う。

私も実際に紹介されたり、自分が普段読んでいるファッション雑誌について質問された。

私はコスメ好きとして
「美容メイク専門雑誌」(VOCE、美的、MAQUIAなど)も目を通していたが、診断を受けてから別の視点で「ファッション雑誌」を見るようになった。
という事で本日のテーマはこちらである


◉「自分に合うファッション雑誌に出てくるメイクを真似したら、より洋服やスタイリングにマッチしたメイクやコスメを選べるのではないか??」

いかがであろう???
尚この際「モデルさんの美しさ」「モデルさんの国籍や整った顔だち」という前提条件は無視しますw

あくまでも、「洋服やスタイリングの雰囲気に合う」「マッチしてオシャレにみえる」かどうかの点で考察したい。

◉顔タイプ「フレッシュ」にオススメされる雑誌


まずはプロの見解例をどうぞ。

正直、年代にもよると思いますが「LEE」は納得&幅広いフレッシュ層に支持されそうですね。雑誌の知名度も高い。

ちなみに私が答えた&先生にもオススメされたのは
FUDGE系」ファッション雑誌。
ご存知ですか?

CLUELONKUL、ララビギン、NAVYS辺りもそうかと思います。
元々自分が好きなスタイリングが多くて今でもよく読みますが、一般的には少々マニアックかもしれません。

知らない方の為にLEEとの違いを簡単に申し上げますと、



◆『トラッドカジュアルをモードに着こなす』

FUDGECLUELは特にですが、ロンドンガール、パリガールファッションを手本としております。
(あくまで日本女性が好む範囲でのスタイルです)
モデルさんも日本やアジア系の方ではない方が多い。
昔から流行り廃りの少ないベーシックなカジュアルアイテムをいかに「今風」に着こなすかに主眼が置かれています。

最近はカラフルな色使いも増えましたが、以前は「白黒紺ベージュ」という基本色味しか使わないスタイリングが多かったです。(だから好きになりました)

反面、他の雑誌で慣れている方には、
「似たり寄ったり」「去年と一緒?!」みたいなアイテム選びやスタイリングに見えます。同じアイテムがよく登場します。

◆『ボーイッシュ、メンズライク、ユニセックス』

ONKUL、ララビギン、NAVYSは特にそうですが、LEEとの違いはよりこれらの要素が強い事です。
少しクールかつカジュアルな雰囲気に寄ります。


洋服だけでなくヘアメイクもそうです。
(↓はララビギン)

実はアナリストさんにより「FUDGE系」はどこの顔タイプに属すかは意見が別れますが、
「子供顔系」である事は認識が一致しております。

ただ愛読者の私から申し上げると、
「キュート寄りフレッシュ〜クールカジュアル寄りフレッシュ」の路線かなと思います。

今回はタイプの違うこの二つに着目してみます。

◎フレッシュ王道派「LEE」メイクを観測!

これが日本女性の「フレッシュさん」が好みそうなスタイリングに1番近いのではないのかな?!


以下は私が感じたメイクイメージや特徴について

ナチュラルかつヘルシーに、女性らしさを兼備

オレンジ、コーラル、ベージュ、青みすぎないピンクもあり!多幸感を散りばめて

洋服のオンオフに合わせた切り替えをメイクでも 
顔面メイクバランスは全体的にやや弱め、淡め、シアー、肌馴染みよい

手がけるヘアメイクさんは美容専門誌でも有名な方々達


・カジュアルスタイルに合わせたナチュラルに見えるメイクだが、女性らしさや品の良さも忘れていない

・顔色の血色を満遍なく顔に散らして配置する感じ。
多幸感、明るさ、優しさや親しみやすさを感じる。

・ヘアカラーも「真っ黒」な方は少なめで、やや明るい色のモデルさんも多い。

ヘアスタイルやヘアアレンジの特集も多いので、もしかしたらヘアスタイル>メイク、コスメのニーズが読者にあるのかも?!

・「思いきりカジュアル」と「ややキレイめ、コンサバカジュアル」の振り幅が大きいため、メイクにも幅広さが。キレイめのときはやや色味控えめのコンサバナチュラル系に変化する。

LEEMAQUIAは同じ発行元。
そのためかMAQUIAに登場しそうな「美容賢者」による特集もある。
MAQUIAを担当している方がヘアメイクを担当する事も少なくない。

登場するコスメもプチプラからデパコスまで
今の「旬」や「話題」のものが多い。

いかがでしょう??
(愛読者の方違ってたらゴメンなさい)

支持される理由は必然だと思います。

万人受けしやすいフレッシュタイプですが、
「キングオブ万人受け」と言っても過言ではないw

私もLEEをこのような視点で初めて見ましたが、どんな方からも好感度の高そうなメイクと洋服がマッチングしており素敵だなと思います。

TPOに併せて色使いも変化させているのは
「大人女性としての配慮」も感じることができます。
それに適度な抜け感もあって「今」らしい。

個人的には、ヘルシーな中にも多幸感や優しさが漂う雰囲気が「イエベ春」「スプリング&サマー」のPC属性を何となく想起させますね。

ちなみにLEEはインスタでbeauty専門のアカウントを持っていて、スタッフの方がオススメや新作コスメを使ってメイク+紹介しており、参考になる。

全色紹介ではなく、ある程度色を絞っているためLEE読者にすすめたい色をピックアップしているのだと思われる。


◎エッジが効いた個性派「FUDGE系」メイクを観測!

では対照的な個性派雑誌はどうでしょう?
違いは現れるでしょうか?



以下は私の見解です。

イエベ優勢、オレンジやレッドブラウン、ベージュなど多い

顔面でのポイントメイクの強弱バランスがハッキリ

地肌のキレイさを引き立てるカラーレス風なメイクもあり

カラーマスカラ、ライナー、ラメなど細部にこだわる「地味攻めメイク」

手がけるヘアメイクさんはこの雑誌ジャンルならではの方々達

どうでしょう?LEEとの違いを感じませんか?
個人的にはもっとご紹介したいメイクがありますがw

・顔面でわかりやすく「強弱」のバランスがついているメイクパターンが多い。特に唇。そして頬。

血色かつ結構鮮やかな色で2点とも強調するとかなり若々しく見える。やり過ぎると子どもっぽいかも。

その一方で目元はとてもヌーディー。何かを仕込んではあるはず。
この差でコントラストをつけている。

・頻出する色味がオレンジ系やブラウン、レッド。
PC属性で例えるならイエベ春、秋。もしくは「オータム&ウィンター」という感じ。
ライトな色味だけではなく、
暗さや深みのある色も使うイメージがあります。

・ボーイッシュスタイリングにも合う「地味攻め」
メイクは一見「カラーレス」と思いきや、
細かく見ると「カラーライナー、マスカラ」「ポイントのラメ」などを仕込む細かいギミックも。

地味にみえるのに実は「攻め」のスタイル。
メンズライク、ボーイッシュ風なフレッシュとも相性◎。

・メイク、コスメに関するページもある
担当メイクさんがスタイリングに合うコスメやメイクを紹介する連載や特集もある。
一般的にまだ知名度があまり無いブランドも登場。
意外とデパコスが多い。

・登場するヘアメイクさんもLEEとは違っていて。例えば、FUDGECLUELNAVYZによく登場するヘアメイクさんで山田大輔さんという方や、ララビギンやONKULに登場する村上綾さんなどなど。

この独特の世界観を上手くメイクでも表現し、洋服とマッチさせるのはさすがです。

◎まとめ〜垢抜けの近道のヒント〜

いかがだったでしょうか?
ファッション雑誌メイクの定点観測。

何となく共通するのは「イエベ感」「オレンジ系」。
顔タイプ診断でも「オレンジはフレッシュと合う」というセオリーと合致していると感じます。

一方で、
「フレッシュ」タイプの雑誌でも少し路線やコンセプトが変わればメイクにも違いが出るのがおわかり頂けたと思います。

『垢抜けの近道はスタイリングとメイクの調和』

今までも似たような事を散々書いていますが。

顔タイプに似合う雑誌(スタイリング)があるならば、それに合うメイクやコスメを選ぶのが垢抜けやオシャレの近道だと私は考えます。

そして、それを詰めていくと

「パーソナルカラー的にはこのコスメ!」
「顔タイプフレッシュにはこのメイク!」

という一般的なイメコン診断結果によるアドバイスやセオリーだけではカバー&フォローは出来ないという事をわかって頂けると思います。

いいんですよ!
多少パーソナルカラーを外しても。
顔タイプやスタイリングで似合うなら、
そのネガティブ要素はカバーできる可能性は全然あるのですから。

最近は「ファッション雑誌離れ」も顕著かもしれません。
それでも読み手により種類やジャンルが細分化していると感じます。
メインストリームだけでないファッションもいい!

自分の好きなスタイルを見つけるためにも
まずはカバーや立ち読みでもいいから手に取って覗いてみると視野が広がると思います。

そしてその中のビューティー記事や
気になったメイクがあればそれを手がけたヘアメイクさんにも着目してみてはいかがでしょう??
インスタでメイクを公開されてる方も多いです。
コスメやメイクのヒントに巡り合えるかも?!

そんな感じでファッション雑誌を読むのも面白いですよ!

「フェイスマッチング」だけじゃなく、
「メイクマッチング」も!

楽しんでいけたらいいなと思います。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。

◉おまけ 顔タイプフレッシュに似合うコスメブランド5選 +1(another side 編)

実は以前の記事で、フレッシュに似合うコスメブランドをいくつか選出しておりますが、今回は「そことちょっと違う路線」という事で。

FUDGE系ファッションにもピッタリ?!なスタイリングに合うコスメブランドを私が勝手に5つ+1選出しました。

RMK


誌面によく登場するブランド。
ディレクターはRUMIKOさんから交代したが、「モードな洒落感」を落とし込んだコスメは健在。
透明感&ナチュラル感を際立たせるベースメイクも大変有名。

最近は特に「イエベ」感のあるコスメが多い気がする。

Celvoke


誌面によく登場するブランド(その2)
カラー眉、アイライナーをはじめ、
「お洒落ニュアンス色メイク」の宝庫w
説明不要でオシャレです。

ADDICTION

誌面によく登場するブランド(その3)
カラーバリエーションの宝庫w
旬なコレクションもずっと使える鉄板もお任せ。
ベースメイクもツールもプロが認めるブランド。
模索中にとても好きになったブランドの1つ。

スタッフの方のメイクスウォッチも注目!!


MiMC

肌に優しいミネラルベースメイクが得意という印象でしたが、実はカラーメイクもお洒落だったという。
「肌に優しいコスメでおしゃれに」というのも、この路線でよく見かけるコンセプトの1つ。
ナチュラルな肌つくりに合う雰囲気も相応しい。


uneven(アニヴェン )

知っている人は知っている的な。
ブランド名は「不均衡」の意味だと刺さるw
以前ご紹介した「ビームス店員さんのお気に入りメイク、コスメ」でも見かけました。
アパレルブランドとのコラボもあり、これからますます人気になるでしょう!
(商品やブランド解説は下段の記事をご覧下さい。)

YEAU(ヨウ)


最後の+1はコレ。
最近知りましたが、こちらも人気サロンのヘアスタイリストさんとヘアメイクアーティストさんがディレクターを務めているよう。
シンプルかつ使いやすそうながらも洗練された印象を受けました。
まだ生まれて間もないブランドですが、これから注目です。


あなたの好きなor気になったブランドはありましたか???
参考になれば幸いです。
またお会いしましょう!


以前書いた、フレッシュに似合うコスメブランドの紹介はこちらからです


実はイエベ秋さんの特集で紹介したコスメブランドにも似合いそうなものがあると思うので、よければそちらもどうぞ



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