リメイクの妖精さん

とてもセンスの良いアイデアが、泉のようにあふれる店長さんのいらっしゃる、
京王井の頭線 池ノ上駅の可愛くておしゃれなリメイクのお店
Couleur(クルール)さんのご紹介です。
タンスの肥やしになっていたパンツをとても上品で、オリジナルなスカートにリメイクしてくださいました。
お払い箱になる寸前の洋服が、一気にお気に入りにランクアップしました〜
お店のリンクは一番下をご覧下さい🎶


あまりに全てが楽しくハッピーな経験だったので、私のリメイク体験談もシェアさせてもらいます。よかったら写真と合わせてご覧ください。

1、2年前に購入したサルエルパンツだか、ハーフパンツだか、足元の布が複雑にねじれた謎の洋服が、タンスの肥やしになっていました。いつもお買い物をする大手お店のアプリでキレイなブルーのタイダイが目を引いて、しかも、タイムセールで1万円以上するものが3000円!衝動買いです。いかにも、セールの失敗にありがちなパターン。

届くと、ブルーのタイダイは写真以上に気に入りましたが、いざ履いて見ると、これが驚くほど履き心地が悪い。サイズが小さいわけではないのですが、縫製が不思議で、腰をつかまれて対角線上に下半身をねじられるような感覚に。船酔いしたみたいに気持ち悪くて、1分も履いていられない。
洋服に罪はないのですが、私の体にまったく合いませんでした。
セール品で返品もできず、時折出して履いて見るものの、バカみたいに毎回「やっぱりダメだ」と確認して脱ぐことの繰り返し。笑

しばらく、ほったらかしていたのですが、最近ふと、
「そうだ、裾をほどけば、何か変わるかも」と思いつき、ほどけるところをほどいてみました。
ところが最終的にL字状の筒になってしまい、下から足が出せない。お手上げ🙌
これ以上下手なことをする前にお直しに頼もうとリメイクのお店を探しました。

普通の丈直し、サイズ直しはよくあるけれど、そういうことじゃない。この布を使って何か別の物を作ってほしい。だけど、おそらく普通のお直しの店に持っていくと、当然、「で、どうしたいんですか?」と聞かれてしまう。
聞かれたところで、L字型の筒をどうするかなんて高度な指示、私には出せない。しかも頼むなら「着たいもの」にしてほしい。欲張りだけど。
なので、リメイク、おしゃれ、23区とか入れたりして検索してみました。

すると、池ノ上、豪徳寺、目黒などのお店が出てきました。どこもお店もお洋服とお客様への愛と真摯な気持ちが伝わってくるHP。
その中でCouleur(クルール)さんに決めたのは、キレイで親しみを感じるお店の雰囲気と、店長さんのプロフィール。幼少期にもらったお下がりをお母様に細かく指示してリメイクしてもらっていたとのこと。そうそう、こういうこと!と思って、お願いしてみることにしました。

娘と二人で下北沢でお昼を食べて、池ノ上まで歩いて行くことに。池ノ上駅周辺は、オシャレなイタリアンなどもあるけれど、全体的にはレトロなただ住まいです。娘が、何かを祝う年季の入ったお店の前に並ぶ鮮やかな胡蝶蘭の鉢を見て、「ママ、あんな古いお店に、雑然と高価なお花が並んでいる〜」
とウケるくらい渋めな雰囲気です。親子で失礼ですよね、すみません。

そんな中、駅からすこし歩いたところに、ぽわんと南仏かスペイン南部にでもありそうな、かわいい白いお店がありました。
せっかちな私は、予約もしないで突然伺ったのですが、快く迎え入れてくださいました。あとで気がつきましたが、HPにはメールやLINEでお問い合わせができるようです。

さっそくに謎のスカートを見せると、すぐに考えてくださって、まずは、一番シンプルに低価格でできるアイデアを教えてくれました。ノープランなので「それがいいです〜」なんて言っていると、次に、もう少し手間のかかる、切り落とした部分をフリルに利用できる案を出してくれました。それもまた、さらに魅力的で「わーそれがいい」と言っていると、さらに出てくる、でてくる、創造的で楽しいアイデア。キラキラしたお目目で丁寧に次々アイデアを紡ぎだしていくご様子を見ているだけでも、楽しい。

その間も必ず、お値段のことも伝えてくださいます。
もし、ご予算のある場合は、最初にお伝えすると良いと思います。
創造性だけでなく、段取りもきちんとされていて、安心で心地よいです。

スカートにして裾にフリルをつけることになったのですが、そのフリルのボリュームも例を見せながら、好みを聞いてくれます。甘め、甘くなさすぎとか。
どんな風に履くか、他のインナーと合わせて履くか、単品で履きたいか、歩幅や動きなどなど、質問も、選択できるように提案してくださるので、ノープランで知識のない人でも、わかりやすいし、答えやすい。
一つ一つわかりやすく丁寧に確認してくださって、それに合わせて、ますますアイデアが溢れてくるのです。
私は何もしていないのに、まるでいっしょに工作しているみたいな気持ちで、彼女の世界観に触れることができて、とってもワクワクしました。

説明の途中で参考にリメイク中のスカートを見せてくれたのですが、それが色合いも、形もオシャレで、Couleurさんにきて良かったと胸が踊ってしまいました。

帰りに娘と「アイデアが溢れて、創造性がすごかったね。アーチストだよね〜」と感動。娘と一緒に創造性があふれる原田さんのお仕事を見られて幸せなひと時でした。

そして10日後、完成!もうそれはそれは素敵なスカートに変身しました。
Beforeはありませんが、こちら完成したスカート。フリルと横のラインのコンビネーションがかっこよく可愛くキレイで、オシャレです〜
しかも、幅がシュッとしてシックだけど、狭くなくてちょうど良いので、とっても履き心地がいいのです。すごくいい〜CHIC〜😍
着ないお洋服を見つけ次第、またお願いしようと思っています。
皆様も、よろしかったら、ぜひ〜


娘が、スマホを逆さまに撮影すると足が長く見えるといって、足長に撮ってくれました〜笑