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【エッセイ】14.100日後に福祉でITやる犬


14.奮闘する我々

我々は、これから企業の依頼を受けていく未来を想定し、現在勤務しているA型事業所で運営しているネットショップの宣伝LPから作ることにした。


我々のA型事業所で販売しているグッズは、とても魅力的で可愛いものが多いが、取り扱っているライバル社は多い。


そのLP制作の業務に、我々それぞれの体調面も関わってくるというわけだ。A型事業所で働く我々には、先天的や後天的な特性があるからこそ、ここに在籍しているのだ。


最初は、探り探りのLP制作の業務と並行して、我々の体調管理も気をつけなければならなくて、バランスを取ることが難しかった。慣れない業務に体調面や精神面のバランスを崩し、我々の部署から異動する仲間もいた。


それでも、残ったメンバーで支え合い、少しずつ役割分担もできるようになっていき、デジタル犬小屋は着実に前進していった。おじいわん支援員と共に。


こんな日々が、いつか福祉全体の未来を変えることになるかもしれない。何より、デジタル犬小屋のメンバーの皆が明るい世界に羽ばたけるようになるかもしれない。


メンバーはそれぞれに、毎日やるべきことを重ね、希望を持ちながら、勉強と勤務にと忙しい日常を過ごしていた。


こんな我々の前進を、心から喜んでくれるおじいわん支援員と、本社の支援員わんこに支えられながら。


14.奮闘する我々



2025.1.27(月)

ponogarden

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