①統合失調症の幻聴ってどんなことが聞こえてくるのか詳しく書いてみる。
統合失調症の幻聴って、実際にどんな感じで聞こえてくるか、どんな言葉が聞こえてくるか。って当事者じゃないときっと聞けないですよね。
ただ、本人に聞くのもちょっと勇気要りますよね...
幻聴について、話したい人、話したくない人など色々いるかもしれません。
統合失調症には個人差がありますが、私にとっての「幻聴」を話していこうかと思います。
はじまりの幻聴
幻聴の始まりは中学2年、14歳の時でした。
最初は、幻聴というより、自分の中から生まれてくる考え?のような感じで聞こえて、声というふうに感じないのですが、とてもネガティブな心の声だったり、周りの人の声として心に聞こえたり。という感じでした。
大体は、思い込みとセット?
声が聞こえるから、自分で思い込んでいくのか、
自分の思い込みが声として聞こえてるか?と聞かれれば半々のところでしょうか?
(体調的には、停滞期〜少し悪いくらいの時)
全く別人格の声が聞こえる時もある。
急性期、再発期の時に聞こえた幻聴は、とても自分の脳から生まれたとは思えないくらいの別人格でした。
主に世界での戦争についてのことや、世界平和についてのことなど、かなり壮大なテーマについて、ひたすら頭の中で言葉が生まれたり、聞こえたり。
哲学的な言葉が、頭の中に流れこんできたり、
戦争を止めるための独自の方法が、頭の中に流れ込んできたり。
(ただ残念ながら急性期の時のことなので、回復した頃には内容はほとんど忘れていました...)
これについては、とても不思議なのですが、同じ統合失調症を持つ方に出会った時、とても似た経験があると言っておられ、私もびっくりしました。
統合失調症患者の幻聴で、世界平和や戦争について聞こえるということはよくあることのようで、とても不思議に思っています。
寛解後の幻聴
現在、私の病状は寛解しておりますが、
幻聴はたまに聞こえていると思います。
幻聴は、自分では本当の声なのか、幻聴なのか判別できませんが、たまに辻褄の合わないことが起こる為、後で幻聴だったと気づいたり、「なんか変だな」という空気感で気づいたりすることがあります。
寛解後の私の幻聴は決まって、
大勢の人のいる場所で、つぶやくように悪口やネガティブな言葉が聞こえる、といった感じです。
正直、これが一番困ります...
悪口言われてるかどうかは、自分で判別できないし、見ず知らずの人に聞くわけにもいかないですよね。
大変困りますが、対処法は人それぞれの方法で、色々あるようです☺︎
私の場合は、イヤホンで外出先でも声が絶対聞こえない状況を作って、それでも聞こえてきた声=幻聴。と判別するようにしています◎
これだけ「幻聴」に大変な思いをさせられてるわけですが、寛解した時は、急性期の時の幻聴が良い意味で忘れられない時期もありました。
戦争や、世界平和についてあれだけ真剣に聞こえていた「声」のこと。
自分では思いつかないような考え方の言葉がいっぱい聞こえたり。
幻聴の「声」から、とても哲学的な詩が生まれたり。
なんとも不思議です。
(後編に続く。)