お茶(チャ)の品種「やぶきた」
お茶で代表的な品種といえば「やぶきた」です。
やぶきたは日本の茶園で最も多く栽培されていて、日本の全茶園面積の75%を占めています。
「静岡茶」「知覧茶」「宇治茶」・・・
という「産地名+茶」は、
品種名でなく銘柄となります。
品種というのは、植物としての
「茶の樹(チャノキ)」の種類となります。
「やぶきた」は駿河で生まれた杉山彦三郎が選抜した品種で、1953年に農林省登録品種に指定されました。
現在の静岡県静岡市清水区有度の竹やぶを開墾して作り上げた茶園の中から良い株を選抜し、
やぶの北側に植えたものが「やぶきた」です。
「やぶきた」が急速に普及したのは1960年代。
当時チャの天敵である霜の被害を防ぐ技術がなく、霜の被害を受けにくい時期に萌芽し栽培しやすく、収量も多く、安定的に品質の良いお茶が得られる点で栽培農家や、茶商に人気であった様です。
安定的に現在の茶業が成り立っているのも、
優秀な品種「やぶきた」があったから
と言っても過言ではありません。
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