見出し画像

日本人が発言できない理由から考える子育て

製薬会社でマーケティングをしているぽんのすけです。
私は国内MBAを修了し、TOEIC800取得、英語でグローバルビジネスとステージを変えながら今日まで活躍してきました。その結果、年収は1500万まで到達しました。

日々コンフォートゾーンを飛び出し行動を起こし続けることが今の人生を作り上げていることは間違いないです。中でも私の人生を最も大きく変えたのは英語の習得であり中でもTOEIC800を取得したことであるのは揺るぎない事実です。

TOEIC800の取得についてはこちらから↓↓

今日のテーマはグローバルで働く中で感じた“子育て”についてです。

まだ我が子は未就学児ですが、気の早いことに子供の将来のことばかり頭を巡らせてしまいます。

どんな子供になって欲しいか。どんなふうに育てて行ったら良いのかを悩む日々の中でいくつかの違和感を覚えたので整理をしてみました。

私が感じた違和感は「なぜ日本人はグローバルで活躍できる人材が少ないのか」です。

グローバル会議にでると頻繁にこんなシーンに直面します。
アメリカ人🇺🇸「ぺちゃくちゃ」
イギリス人🇬🇧「ベラベラ」
アジア人🇨🇳🇮🇳「ワーワー」
日本人🇯🇵「・・・」

皆さんも容易に想像のつくシーンだと思いますし、グローバルで働かれている方はあるあるシーンとして捉えていただけると思います。

その日本人は英語力が不十分なのでしょうか。いえ、多くの場合はそんなことありません。多くの場合はよっぽど日本人の方が正しい文法で話していることの方が多いです。

では、議論の議題について真剣に考えてないのでしょうか。いえ、きっとそうではないでしょう。むしろよっぽど丁寧に細かく物事を考えていることが多いです。

このような機会で議論に積極的に交われないことによりとても大きな機会損失になっていると考えます。

このような場で積極的に発言できない。間違って「考えがない」と誤って認識されると、当然次の機会を貰いにくくなります。
さらに飛躍させると日本からのインプットがないので、日本以外の世界標準で物事が進んでいくためビジネス全体がやりにくくなります
徐々に求めるビジネスゴールがズレていき発言しにくくなっていき、さらに存在感が薄くなる

という悪循環にあっという間に陥ってしまいます

こうならないためにも積極的に発言し、「意思表示」をしていくことは極めて重要になります。我々日本人の感覚だと「超」積極的くらい思い切ってもちょうど良いくらいです。

ではなぜその「意思表示」ができないのでしょうか。今日は子育てがテーマなのでその点から考えてみたいと思います。

1番の原因:教育の違いにあると考えます。

私も短期間ですがアメリカの大学でマーケティングを学んだ経験があります。
彼らの基本的な考え方は「わかっている人が発言する。わからない人が黙る」というスタンスです。

質問時にも「私はこう考えますが、間違いないですか?」という種のものが散見されます。つまり自らの理解度確認のために挙手をし発言するのです。
ないしは、自らの理解を促進するために発言するのです。逆説的に挙手/発言が少ない人は理解していないと捉えられます。

一方で日本はどうでしょうか。
小さい頃から学校の授業では「わからない人、手あげてくださーい」というスタンスで確認されることが多いと思います。教室の誰も手をあげないこと=暗黙の了解で理解した。として捉えて進んでいくことになります。

我々の基本的な考え方は「わかっていない人が発言する。わかっている人が黙る」という真逆のスタンスです。

故に静かに大人しく行儀良くしていることが「良い子」として育てられ大人になっていくのです。
日本ではイチイチ手を挙げて質問してくる生徒は、時に面倒くさい生徒とすら捉えられることもあるでしょう。

この教育過程違いは想像以上に大きいです。
事実小さい頃からこの教育で育ってきた多くの日本人は40歳になっても50歳になっても、どれだけ多くの社会経験、社会常識を得てもそのスタンスは大きく変わっていない実情があるからです。皆さんの会社にもきっとそういう人や場面があることでしょう。

私自身は少なくとも幾つかの経験からそれに気づき意識的に姿勢を変えてきました。
その経験から考えるターニングポイントをまとめたいと思います。
そしてそれはこれから多くの経験をする我が子供への想いとも一致します。
社会人で人生を変えたい人、ないしは子育て真っ只中の同じような境遇の方に少しでもヒントになれば幸いです。

  1. 理解したこと/していないことを口に出して確認する
    大人になった仕事でも良くあることですが「理解したと思い込んでいる」だけで全然理解が間違っていることが多いです。前述の通り、おうむ返しになっても良いので自らの理解を口に出して相手に確認する癖をつけましょう。
    子育てでは1つ1つの指導や会話をどう捉えて/理解して、行動していくのかを確認するようにしています。大人はどうしても子供に対して上下関係を示すことが多いですが、チェックのスタンスでの会話は「正解しないといけない」というプレッシャーに変わってしまいます。多くのことに正解はなく本人の理解を促進することの方が大事なので、極力フラットに、まっすぐな興味で聞いてあげるようにしてあげてください。

  2. 学んだ結果を見える形で残す
    いかなる形でも結構です。学んだつもり、理解したつもりにしないためのプロセスです。
    1番わかりやすいにはテストの結果ですね。TOEICの点数や、子供は公文や塾の点数などはとてもわかりやすい1つです。しかし必ずしも点数で測れるものばかりでは無いためです。
    しかし曖昧なままにしておくと、しばらく時間が経過するとほとんど覚えていないことも多々あります。そのためになんらかの形で頭の整理して形に残しておくことをお勧めします。
    私が良くやるのは、読んだ本や聞いた話をパワーポイントのドキュメントに落とし込みます。それもメモ書きではなくストーリー仕立てで「まるで自らが他者にプレゼンするかのように」です。
    そうすることで自らの頭の中で整理されて見える形でのアウトプットになります。
    いかなる学びもそのままにしない癖をつけるのはとても良いことです。

  3. 露出の機会を獲得する
    圧倒的に露出の機会を用意することです。しかもそれは1段上の露出の機会を用意することが望ましいです。
    社会人であれば1つ役職の上の人の会議に参加しプレゼンさせてもらうなどです。最初は緊張もするでしょう。
    そのためいつものプレゼン以上に丁寧に発表内容を確認し、何度も練習して取り組むことでしょう。
    これはまさにコンフォートゾーンを出る大事な行動です。自らにプレッシャーをかけ、それに向けて精進する。
    その結果実力も知らぬ間についてきています。そうすることで自信がつき、自らの本来のレベルの人と横並びになった時には一回り大きな姿で存在感を示せることでしょう。
    子育てでは、子供自らそのような挑戦はなかなかできないのでそのような機会を積極的に用意してあげましょう。英語の勉強なら英検、スポーツなら試合でしょうし、習い事なら発表会の類です。もっと日常的なら自転車の練習や何か家のお手伝いの延長で見つけてあげても良いでしょう。
    子供もとても緊張するでしょうし、やりたいかと言われたらやりたくないこともあるでしょう。しかし、そこで大人のサポートを持って機会を用意しそれに向かって準備する、それをやりきり自信をつける。このサイクルを体験させてあげてください。
    小さい頃からの癖付けでそれが自然で苦にしない子供になるはずです。

多くの親は日本の教育を受けてきた自らのやり方は間違っているとは夢にも思っていません。しかしそういう人は日本の中でしか物事が見えていないことがほとんどです。しかし、これからの子供はより一層グローバル化が加速していき、世界と対等に戦っていかないといけません。だからこそ我々の常識を押し付けるのではなく新しい世界に扉を開いてあげたいと思います。

今日からの子供との会話、ご自身の一歩踏み出すヒントになれば幸いです。

本noteはこれで以上です。
もし、少しでも価値を感じていただけたらご購入もご検討いただけると嬉しいです。
ここから先は御礼だけでtipsはありません。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

ここから先は

178字

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?