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miroを使って海外メンバーと振り返りしてみた

最近、海外メンバーと「miro」を使って振り返りを数回実施したため、そこで得た気づきを投稿させていただきます。

<miroとは?>
miro(オンラインホワイトボードツール)については、以下の記事にまとめてありますので、ご覧ください。実際触ってみると分かりますが、豊富なテンプレート/フレームワークが標準で搭載されているため、様々なシーンで活用できるツールです。

はじめに

私の所属するチームは日本メンバーと海外メンバーの混合チームで、日本人以外の方もいます。また海外メンバーは日本語をしゃべれる方がいない為、コミュニケーションは基本英語という環境です。今回振り返りを実施するにあたり、「KPT」という手法を用いました。

KPTとは?

この振り返り手法はやったことある方も多いかもしれません。
KPTとはKeep/Problem/Tryの略です。具体的に説明すると、Keep/Problem/Tryのフレームで良かったこと/悪かったことを見つめなおし、改善案を出す振り返り手法です。

<イメージ>

・Keep:よかったこと、続けること
・Problem:問題点、悪かったこと、改善したいこと
・Try:改善案・挑戦事項

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私のチームでは以下の流れで実施しています。(トータル30分前後)
1:Keep/Problemを各自出す
2:Keep/Problemの内容を共有する
3:2を踏まえて、Tryのアイデアを出す
4:どのアイデアをTryするかチームで決める

KPTで振り返りやってみた in miro(1回目)

実際にやってみたら、海外メンバーから予想以上に意見が出ませんでした。
振り返り終了後に色々と考えてみると、以下が主な原因でした。

<なぜ意見が出なかった?>
①:「miro」初めての扱う人が数人おり、上手く操作できなかった。
②:海外は「KPT」の振り返りが主流ではなく、事前に流れを説明してもイメージが沸かなかった。
③:人によってKeep/Problemの考える範囲が異なり、どの範囲までの意見を出せば良いかわからず、消極的になった。

ただ、「miro」というツール自体は非常に強力であり、使いこなせば、より活発にコミュニケーションできるなという感覚は感じました。

<2回目に備えて>
より意見が活発にできるように、以下を工夫をしてから2回目(1回目実施後の2週間後)の振り返りを開催しました。
①:「miro」の操作レクチャー会の実施
②:「miro」のボード上に、振り返りの流れを英語/図表で事前に書いておく
③:「自身/チーム内のみに関わる内容」「他チーム/他プロジェクトに関わる内容」と区分けして、意見を出すように促す。

KPTで振り返りやってみた in miro(2回目)

2回目ということで慣れによる改善もありますが、特に「②:miroのボード上に、振り返りの流れを英語/図表で事前に書いておく」「③:自身/チーム内のみに関わる内容・他チーム/他プロジェクトに関わる内容と区分けして、意見を出すように促す」をやったおかげで、1回目より活発に意見がでました。時にはぶっちゃけ意見/本音も飛び出したので、効果的な振り返りが実施できたと感じています。

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最後に

まだ2回目のため、改善点は多数ありますが、チームとして少しずつ良くなっていけば良いなと思っています。また「KPT」以外の振り返り手法も試していきたいです。本日もご覧いただきありがとうございました。

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