石丸伸二氏の検証その2~山崎玲奈氏とのやりとり
前回の記事は以下でご覧ください。
今回は、山崎玲奈氏と石丸伸二氏とのやりとりを検証し、能町みね子さんが2024年7月13日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で山崎玲奈氏と石丸伸二氏とのやりとりを取り上げていたので、併せて紹介します。
石丸伸二氏の東京都知事選の3つの政策
やりとりで石丸氏の政策の話がでてきますので、下記に挙げておきます。
1.政治再建
都政の見える化・分かる化を進めます!
ICTを活用して民意を集約します!
政策を合理化・適正化します!
2.都市開発
災害リスクへの対応を強化します!
経済と環境、二つのエコを両立します!
多摩格差の是正に取り組みます!
3.産業創出
教育の深化・進化に取り組みます!
外需を取り込みます!
46道府県との協調・協働を推進します!
今回は短いので時間のない方でも、読んで理解するのは前回の記事より優しいので、ぜひ最後までご覧ください。
宮根アナ:山崎さんも石丸さんのSNSは見たと思うんですけども
山崎玲奈氏:あ、もう本当にあの真摯に受け答えようとしている姿勢すごく、あの素晴らしいなという風にも思いました。
あと石丸さんが、こう叶えたい実現したいと思われている公約の内容を拝見したりとか、あとメディアでの発信も拝見したんですが、国政と都政でやっぱりこう、いくら東京って国家予算レベルの経済力であったり人口があるとはいえ、こう都知事として国政と都政の内容っていうのはかなりこう違うと思うんですね。
コメント:山崎氏は公約の内容を拝見したと言及しており、その後、国政と都政の内容はかなり違うと批判しています。先ほど挙げた、石丸氏の公約は全て都政での範囲内として実行可能である政策であります。
山崎玲奈氏:その小池さんのこれまでのゼロ公約も、こう本来は国政政党として掲げるべき問題だったり、そのぐらいの規模のことがあったと思います。石丸さんだけじゃなく他の候補もそこの混沌っていうのがすごい見受けられたんですけれど、こう石丸さんがやりたいこの先の政治っていうことを考えると国政レベルなのか都政レベルなのかどっちが重きが大きいですか?今のは気持ちとして。
コメント:都知事として国政と都政の内容は違うという展開から小池さんのゼロ公約は国政として問題として掲げるべきである。→石丸さん含めて他の候補者も同じように国政と都政を混沌している。と批判しています。石丸氏の政策はまったく国政政党の掲げるものではないことは明白です。
石丸氏:大変申し訳ないんですが前提の下りが全く正しくないなという風に感じましたよ。
コメント:前提の下りというのは、「石丸さんだけじゃなく他の候補もそこの混沌(国政と都政)っていうのがすごい見受けられた」部分
山崎玲奈氏:お教えいただけますか?
石丸氏:あのゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるという風に、、
山崎玲奈氏:公約の内容は、内容は異なると思うんですが、
石丸氏:全然次元が違うと思うんですけども、土台解決ができない問題を作ってしまってたのが、あの7つの公約の実態です。
山崎玲奈氏:小池さんとは分けさせてください。すみません不勉強で。国の規模でしかできないことが都政で実現したいっていう風に出してる打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう風な声も私は受けたんですけれど、そこの声に対してはどうお考えですか?
コメント:「国の規模でしかできないことが都政で実現したいっていう風に出してる打ち出してる公約の中にもあったのかなっていう風な声」この辺りで山崎氏も自信がなくなったのか、自分の意見ではなく~風な声という表現に逃げてしまっているように聞こえます。石丸氏の公約には国の規模でしかできないことは打ち出していない。
石丸氏:その見方が違うんじゃないでしょうか?国政のレベルでやる、例えば国防とかですね、外交、それもちろん都の範疇に入りません。
ただ私があの中で謳ったものは全て東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定してます。
山崎玲奈氏:ありがとうございます。
能町みね子氏は2024年7月13日放送のTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』の中で全文書き起こしをやって「全文を読んだら、山崎怜奈さんがちゃんとしていた」と結論づけております。
ラジオを聴く時間がない方は以下のサイトで内容をまとめているのでご覧ください。
いったいこのやりとりで、どこをどう読めば能町みね子氏の結論になるか理解はできませんでした。
マスメディアの役割と大衆の負担
検証その1と今回の内容を見ていただくと、ネットやメディアで流れてくる情報を鵜呑みにしてしまうと(以前から言われている事)本当の事実を知ることができなくなってしまう。
ましてや今回の都知事選のような世界規模でも有数の都市である首長を決める大切な選挙では、有権者の判断材料はまだまだネットではなく実質テレビメディアであるがゆえに、マスメディアの責任は大きすぎるのである。
石丸氏も言及していたが、都知事選のマスコミ報道の滑り出しは女傑対決の様相を呈していた。
大手新聞や各種マスコミの全ての報道に対して、僕ら一般大衆は全てを疑ってかかり、その事実を追求するがごとく、すべてにあたり検証しないといけないのだろうか?
全ての事案に対して独自取材をしなければいけないだろうか?そんなことは現実的には不可能である。
どこかで線引きをして自ら取捨選択していくという作業が必要なのであるが、はたして国民の何%が正しい事実認定をして自らの判断材料として持つことができるのだろうか?
今回の批評でさえ結構な時間と労力がかかっている。
インターネットの普及で生活は便利になり、情報も簡単にとれるようになったが、SNSによる過剰な情報流出速度による偏向報道の広がりは、その世代の一般大衆に対しては、もはや実害といえるレベルになっていると感じる。