1日交通費約1620円で東北6県+新潟を1週間旅行、準備篇
こんにちは!
いや、おはよう、もしくは、こんばんはかな?
ぽんかんと申します。
2023年3月下旬、都心から東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)+新潟県をちょっと特殊な企画切符を使って各駅停車の電車で巡ったので、その珍道中記というか雑記を置いときます。
都心から青森の酸ヶ湯温泉まで5泊6日で行って、帰ってくるというの道のり、それが各駅停車の電車で……という感じ。
同じ方向を旅行される方の何かの参考になってればいいなって気持ち。
とりあえず準備篇から。
■準備篇
昨年末に遠方に離れている友人に今年の3月末に青森の酸ヶ湯温泉に行こうと誘われた。
友人は青森に飛行機で行くらしい。
そのときに日本海側を巡って、帰りは太平洋側を通って、あと美味しいもの食べられたらいいなくらいの超てきとーなざっくりしたコースが思い浮かんで、さて、これをやりきるためにどうしようかなと。
ということで、事前に準備したものが2つ。
■【準備】1つ目・最新版の時刻表
このネット全盛の時代でも、電波がつながらなかったり、途中、ふらりと寄り道したくなったらコースをどう変えるかとか、自分の気分に突発対応するという側面が強いかも。
もちろん、目的地に脇目も振らずにまっすぐ行くなら、ジョルダンの「青春18きっぷ検索」(https://www.jorudan.co.jp/norikae/seishun18.html)で検索すると良い感じなのかもなと。
ジョルダンでも出てくるけど、乗換駅の名前をほとんど知らないので、あと何駅とかいうのもサッと調べられるのも手持ちの本のいいところかなと思う。
■【準備】2つ目・「北海道&東日本パス」
2つ目は、「青春18きっぷ」……と言いたいところだけど、同じ時期に販売されている「北海道&東日本パス」という企画券。
「青春18きっぷ」をざっくりいえば、決められた期間内のうち、5日間が在来線乗り放題(5人で1日乗り放題って使い方もできた気がする、やったことないけど)。
一方の「北海道&東日本パス」は購入するときに、いつからいつまでのうちの連続した7日間と決め打ちが事前に必要、それと券面のタイトル通り、JR東日本と北海道圏内でしか使えない。
○特徴1:青春18きっぷとの値段差
特徴その1として2023年春の値段としては、
「青春18きっぷ」が12,050円(1回2,410円)
「北海道&東日本パス」が11,330円(1日1,618円(小数点切り捨て)、5泊6日の私は6で割って1日あたり1,888円って感じ)
と、ちょこっと安い。
○特徴2:第3セクター区間
特徴その2として岩手・青森方面に行くなら「北海道&東日本パス」でありがたいのが、第3セクター区間の青い森鉄道線といわて銀河鉄道線も乗り放題の区間に入ること。
「青春18きっぷ」は上記の第3セクター区間は入ってないので、18きっぷのみで青森に行くなら必然的に日本海側や、奥羽山脈を横切るルートになって、乗り継ぎ本数が少ない区間で時間をやりくりすることになるのかなと(決して行けない訳じゃない)。
ちなみに、盛岡駅からいわて銀河鉄道線と青い森鉄道線を乗り継いで、青森駅まで普通列車の料金を調べたら片道5,780円(2023年4月時点)だった。
(それと盛岡駅から新青森駅まで新幹線に乗ると6,450円なうえ、普通列車なら約4時間、新幹線なら約1時間とそこまで値段が変わらないのに速いので、個人的には新幹線がお得な気分にすらなってくる、今回は乗らないけど)
○特徴その3(追記)
1つ思い出したので追記。
「青春18きっぷ」は改札を通るときに窓口の人に見せて使うけど、「北海道&東日本パス」は自動改札が使えること。
「青春18きっぷ」のノリで早朝に駅員さんを呼び出して、この券見せて申し訳ないことしたなと、“自動改札が通れるからそっち言ってくれよー”って顔させちゃった。
○「北海道&東日本パス」のもったいねーと思うデメリットな瞬間
と、いいことづくめに見える「北海道&東日本パス」。
けれど、この券ずっと移動し続けるならお得だけど、目的地の先で数日滞在するとなると、使わない期間も関係なく日数に入ってて、なんかもったいねーって気分にもなるんだよなーと。
これが「青春18きっぷ」なら使わない日は置いておけるんだよね。
そのへんは目的地での滞在期間も考慮してという感じなのと、いわて銀河鉄道線と青い森鉄道線を使って青森まで行くなら個人的には値段的なものまで考えて、「北海道&東日本パス」に軍配を上げたいかなと。
1週間以上旅行する方には「青春18きっぷ」の方がオススメな気がする。
とまー、こんなところ。
今回した旅の全行程、企画切符以外で行くとなると特急に乗らずの普通の運賃でも3万円を超えてたので、浮いた分は食事とか宿代に振れるのかなと。新幹線、特急を使ったら特急券料金も加算されるからこの倍くらいかも(調べてないけど)。
○「北海道&東日本パス」のJR内での立ち位置?(勝手な推測)
そうそう、みどりの窓口で対面で「北海道&東日本パス」を買おうとしたときに、対応してくれた窓口の係員の方(若そうな女性の方だった)が、この券があること自体知らなかったみたいで、そういう券あるんすよーってところから説明。
その係の方、訝しげな表情を浮かべて冊子を片手に発券してた(後ろに列ができてて忙しいときに手間のかかることをさせてしまって悪いことしたみたいで哀しい……ACのCMみたいにラップで励ましてくれる呂布カルマさんが欲しい)、券が出てきた後も自信がなさそうで上司を呼び止めて確認してたけど、上司も知らないみたいで2人で首を傾げながら確認しあってて、ちょっとだいぶ不安になった。
反応を見るに、この券のJR社内での立ち位置ってマイナーなんだろうなと、東京駅の係員の方なら発券する機会も多そうだし違うのかもなと(ちなみに、「北海道&東日本パス」も「青春18きっぷ」も新幹線のきっぷを買える機械で実は購入可能、今回は諸事情で窓口に)
○その他宿決めとか荷物とか
あとは細かいところだと、宿泊先決め(よくアゴダさんに、お世話になっております(ダイマ))。
リュック1つで旅するうえ都心は暑くても青森は寒いかもしれないと防寒具も用意しつつ、それでも持っていく荷物を減らすため、着替えは3日分。
そこで、行った先のホテル内でコインランドリーを使って洗濯ができるところもポイントにしてた。(高級めなホテル内だとコインランドリーがなく、ホテル内のクリーニングに出すのが多いイメージ、夜遅めにチェックインして早朝に出るこの旅だとクリーニングが仕上がらないことが多いのです)
あとは時刻表見ながら、どの時間で乗り継いでいくかの決定(意外と時間がかかる、理由はなんか楽しいから)
それと、観光するかを決めつつ、現地でいきなり興味が湧いたものへのアドリブに対応するために、現金は多めに持つのと、よく寝るくらいかなと。
旅のエキスパートの方にはお目汚し、ぽんかんの方法論に興味なんかないから、はよ旅せい! という、みなみなさま、(いやいや案外他人の準備って参考になるゾ、って方がいたら嬉しい)おまたせしました、次はちゃんと旅に出ます。
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