イメージと言葉選び。
「言葉」というのは、適切に選べたほうが良い。
なぜならば、自分にも相手にも誤解を与えないから。
言葉で苦しんできた私が試行錯誤した結果、腑に落ちた概念です。
「言葉」は、地球特有のコミュニケーション手段だと言われています。
というのも、宇宙上の他の星あるいは生物では、イメージのやり取りが主なコミュニケーション手段だからです。
そんな宇宙に起源をもつ私たちの中には、「言葉」に慣れていない人も多いのです。
「イメージでは浮かぶけど言葉が出ない」
という体験をしたことはありませんか?
特に言語化が苦手な人にはあるあるな体験だと思います。
だからそういうときは、「あれ」「それ」という指示語を用いて、思い浮かんでいるイメージを相手に共有しようとしたりします。
しかしここは地球、それではなかなか伝わりませんよね。
頭の中に浮かぶ「イメージ」というのは、映像やその人独自の感覚だと私は解釈しています。
つまり他の誰かにとっては抽象的な他者の概念です。
地球上のコミュニケーションでやっかいなのは、イメージと言語との変換です。
話し手のイメージ → 話し手の言語 → 聞き手のイメージ
この変換を経て意思のやりとりが行われるのですが、それに加えて、それぞれ言葉への解釈が違うのも、地球上におけるコミュニケーションのハードルの1つです。
例えば「恋愛」というワードで、あなたはどんなイメージをするでしょうか?
簡単に表現するなら、
ポジティブさ、ネガティブさ、ドラマティック、ふわふわしたイメージなど
咄嗟にそれぞれが多様な解釈をすると思います。
言葉に対してそれぞれのフィルターがかかっている中で、同じイメージを共有するのは至難の業です。
だからこそ、「言葉」というのは適切に選べたほうが良い。
ニュアンスが微妙に違う言葉を選んでしまえば、自分も腑に落ちない、相手とも噛み合わない。
自分の気持ちを確認するときに適切な言葉を選べれば、納得して次に進める。
大切な人と大切な話をするは、気持ちを共有できる。
言葉の難しさを知ったとき、言葉の魅力に気づき、言語をもっと好きになるのではないだろうか。