子供は絵の大先生。
僕にとって、子供は絵の大先生。見ていると本当にワクワクする。しかし、そうやって子供が絵を描いているのを見るのが大好きなのだけれど、同時に自分が描く意識的な線や色に嫌気がさしたりもする。いつから無邪気な線が描けなくなったのか。もう絶対に描くことは出来ないけれど、まあしょーがない。
でも今日、その大先生にお褒めの言葉をいただいた。姪っ子に、オジー(姪っ子たちは僕をこう呼ぶ)「お絵かき上手」だねと。子供に褒められることほど嬉しいことはない。
何でそんなに嬉しいのか。多分、子供が楽しめる絵やイラストを描きたいという気持ちが自分の中にあるのだと思う。
ある日(去年?)、仕事の合間に公園で紫陽花をスケッチしていた。すると後ろを通りかかった女の子が「私も絵を描きたい」と父親(恐らく)に言った。別に僕の絵を見たというわけではなく、「描いている姿」を見てそう言ったのだった。
今日は僕の絵を見て姪っ子は、「私も絵を描きたい」と言った。姿だろうが絵そのものだろうが、それを見て「やりたい」と思ってくれたことがとても嬉しい。
子供に限らず、自分が描いたイラストなどが、誰かしらの心を動かしてしまうのだとしたら、それは凄いことだなと思う。
正直他人の為に何かをするという事が苦手で、自分が描きたいようにしか描けないのだけれど、描いたその絵がもしかしたら見た人の心を動かして(しまって)いるのかもしれない、ということは頭の片隅に置いて描いていきたいと思う(置いてなかったのか)。
本当は描くのを楽しみながらも他人の役に立つようなイラストを描けるようになるといいのだけれど。
オジー。あ、ぽに。