松ちゃんがアメリカで公開したお笑い映画の作り方ってUXだなって思った
今の若い人は知らないかもしれなませんが、昔、電波少年というバラエティ番組が放送されてました。
それでいつだったかダウンタウンの松本人志さんがアメリカでコントに挑戦するという企画が行われました。
ぼくはお笑いのテクニックに関しては無知ですが、松本人志さんの芸は、独特の間だったり言い回しのアイデアが絶妙だったりするのが特徴になるかと思います。
しかしそれは日本という国の文化に最適化されているからこそ成立している部分も少なからずあるのではないでしょうか。
日本人には間違いなく通用したその芸を、天才松本人志がどのようにしてアメリカ人を相手にお笑いのロジックを構築し、受け入れられるのかというのが見どころの企画となっていました。
1:現地アメリカで松本さんが作った日本のコント番組を観てもらう
2:視聴者の感想、反応をもとに新たに1本の映画を製作
3:アメリカで上映して評価を確認する
記憶が曖昧ですが番組の流れは大体こんな感じだったはずです。
結果的にはオーディエンスの反応は凄く良くて、「彼はきっと売れる~」的なことを言われていた気がします。笑
そしてこの番組をふと思い出して、これってすごくデザイン思考の成功例だなーと最近思ったのです。
ユーザーリサーチにて「間が良くない」という意見だったり笑ったネタで共通しているポイントなどを整理して、観る人に合わせてお笑い映画を構築していく様子がとてもおもしろかったです。
特に松本人志さんはわかる人がわかればいいというよなスタンスで活動されているので視聴者に合わせたコンテンツ制作が余計に新鮮に感じました。また、松本人志さんの才能うんぬんは置いといて、お笑いというコンテンツでも適切にUXを設計すれば異文化の国でも通用するんだなーと、改めて思い返したのでした。
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