今日も書けませんでした/2024年春に本を出す(第4話)
「今日も書けませんでした」
Webでの不定期連載。これを元に本にするつもりだが、のこり2本がなかなか書けない。ラストに意味を持ってきすぎているのか。これまでダラダラと日常を書いてきたからか、どうにも締めるのが難しい。わざわざ無理に終わりに向かうように書かなくてもいいのかもしれないが、今作と次作はこの本にとって大事な回になる。
前作を書いたのが、5日前のことだ。もうすでに脱稿してもいい時期なのに、まだ原稿整理にも移れないでいる。はたして、3月8日の印刷所への入稿に間に合うのだろうか。原稿整理は2月の15日くらいまでやるつもりである。そしてゲラにする。
Webでは時系列に起こったことを書いてきたが、本にするときにはその順番も入れ替えるほうがいいだろう。そうなると原稿の整理をする前の目次決めにも相当に時間がかかりそうだ。久しぶりの本づくりにしては、なかなかハードなスケジュールである。3月末の発売を目指していて、そのあたりに本屋さんで初売りをする予定である。もうギリギリかもしれない。精神もイカれてきている。結局、ひとりで書いて、ひとりで編むというのが無謀だったのだろう。
いい経験にはなるだろうが、いまそんなことを考えられる余裕はない。終わったら死んでしまうのではないか。そう思える。
それでもどんなに時間がかかっても、納得のいく文章を書くべきだろう。さて、間に合うのだろうか。となりの家の住人は午前3時だろうが4時だろうが、平気で洗濯機をまわす。それがなんとなく心強い。