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#やさしさ解剖実験
「遊んでくれて、ありがとう」
一昨年のお正月。
祖母の家に、親戚らが集まった。
いとこの子ども(4歳・女性)に誘われ、カードゲームなどで一日中、遊んだ。大人だから、遊んであげたのだ。
その子が帰るとき、ほかの親戚らは玄関まで見送っていたが、私はめんどうくさくて、奥の部屋で、一人ぼーっとしていた。
すると、その子はわざわざ私のところまで来て、
「きょうは遊んでくれて、ありがとう」
と言ったのである。
その瞬間、遊んで
「私、つまんないもん」
またまた、映画『男はつらいよ』(第15作寅次郎相合い傘)から考えてみよう。
かの有名な「メロン騒動」で、寅さんとリリーは喧嘩をする。
実家とはいえ、居候の身の寅さんのワガママぶりに、リリーは正論をぶつける。バツの悪くなった寅さんは家から出て行ってしまう。
その後、仕事に出かけたリリー。
帰り道、最寄駅に着くと大雨で、傘がない。
そんなところに、大きな傘をさして待っている寅さん。
リリー「
あなたは、どちらを助けますか?
ある人の話である。
その人はバツイチ・子持ちで、再婚した。
新しい相手にも子どもがいて、二人の親になる。
たとえば、自分の子どもと、相手の子どもの二人と一緒に遊園地に行く。
二人は喜びのあまり、入口ゲートまで走る。
そのとき、二人が同時に転んだとしよう。
さて、あなたは、どちらを先に助けますか?
その人の実母は言った。
「二人の子どもが同時に転んだら、自分の子どもを後回しにし
「お父さんもポンコツだったな」
先日、大学の友人(新郎)の結婚式に出席した。
新郎は、サークルの後輩で、仲の良いグループの一人だ。彼はどちらかと言うと、イジられ役で、みんなのアイドル的な存在である。
チャペルに登場した際には、そのタキシードの似合わなさ具合から、感動より先に、自然と微笑みがこぼれてしまった。
私たちは、いつも彼をイジっていた。天然で、論理的に話すことが苦手な彼。でも憎めない。
本当はプライドが高いはずのに、自