ワーホリを考えている人へ、国外へ出るススメ
本日ワーキングホリデーでロンドンに滞在している男性と話す機会があったので、このタイトルを思いついたので書き残したいと思います。その彼は、日本でファッションの学校に行かれていたようで、仕事を辞めてロンドンへ。ワーホリにいける権利を獲得するのは抽選で1000人のみで、倍率10倍の難関らしいのですが、4年待ってやっとそのチケットを手に入れたとか。ロンドンに移ってからは、カフェで働きながら暮らしているそうです。なんのあてもないのに、とりあえず国を出る。知らない街に行ってから、仕事を探す。そんな冒険、よくできたもんだなあ!と感心していました。今となってはカフェのシニアスーパーバイザーで、お店の管理を任されているそうです。
最初は誰でも国を出るのが怖い。
色々話を聞いて行くうちに自分のことを思い出してきました。大学生時代、文学部でフランス語を専攻していた私は、夏休みを利用して二週間だけフランスへ留学したことをふと思い出しました。あの時は確か20歳だったと思います。20歳の自分にとって、二週間日本を離れるってすごく長いブランクを作ってしまうと感じてしまったのです。ちょうど初めての彼氏もできた時期でしたし笑。父に留学を申し出たところ、「二週間だなんてただの旅行。留学ならせめて1ヶ月、いや最低1年は行ってこい」と今となってはとてもとても恵まれたことを言われていたものです。留学なんて、学校に申し込んでいるので、知っている学校に申し込み、行ったらお迎えが来ていて、決められた寮にて生活することは前もって決まっているので、不安はもちろんありましたが、レールはしっかり敷かれているので大きな問題はありませんでした。しかしワーホリはちょっと違う気がするのですが、これから考えている人にはぜひ前向きに検討するよう勧めたいです。
プールの水は最初は冷たい。でも慣れてしまえば外には新しい世界が待ってる。
案の定、二週間の留学は当然あっという間でした。結局、できた友人は同じ学校に通っていた、日本中から集まってきた日本人だったけど、これまで付き合ったことのない人種の日本人と知り合い、大変な刺激になりました。目的は語学研修ですが、語学習得はもちろん、その地の文化や歴史、考え方などを肌で感じ、経験することができました。語学って、文化を知ることから始まるんですよね。例えばフランスだったら、ボンジュールだけじゃなくて、頬を合わせてビズする仕草は教科書では教わらないし、日本の学校でそんなこと実践しない限り経験することもないでしょう。
やはり最初は本当に怖かったです。行きたい気持ち半分、不安半分。早く帰ってきたかった理由の一つは、日本の友達と会えなくなると置いていかれた気分になってしまうから。楽しかったんですよーちょうどその時に自分の周りにあったのは、初めての彼氏、初めてのバイト、初めてのサークル活動。ただ学校のカリキュラムのタイミングで、行くか行かないかを決定しなくてはならない時期があり、行くという決断をしましたが、結果行ってとてもよかったです。今の自分が当時の自分にアドバイスするとしたら「2年行けよ」でしょうね。
そこでワーホリの話に戻るのですが、ワーホリってまずはビザが必要です。90日間以上の海外の滞在はだいたいビザがいるので、ワーホリで1年間海外に行こうとするとワーホリビザが必須になります。しかし、ワーホリはだいたい年齢制限があり、30歳以上は使えない。となると、ワーホリの制度は使わない手はないんです。私は色々とデビューが遅かったこともあり、30すぎて海外にとても興味を持ち始めた人間なので、とても後悔をしています。だって、日本人が国の外で暮らすって、そんな安易なことではないんです。日本のパスポートは、いろんな国を出入りできるし、世界的に見てもとても便利な方だと言われています。でも実際に滞在するとなると、90日が最長で、実際に住もうと思うと就職先企業を見つけるなどしなければ難易度は上がります。それくらい誰もができるものではない、という前提で言えば、ワーホリの制度はありがたく積極的に使うべきではないかと個人的には思います。
最初は怖いのはみんな一緒。でも最初の冷たい水に慣れたら、あとはとても心地よい世界が待っているから。
外に出たら外から見える、新しいもの
行って見て、まじで肌に合わないとか、ホームシックになってしまって心理的にやばくなりそうとか、そういうことがあればすぐに帰国すればいいのです。帰れる場所があるって素敵ですよね。(そう思えば今移民問題などを抱えているドイツ在住の外国人って帰る国がないのって本当に辛いと思う。。。)でも、今こそ日本は外から見ないと行けない。メディアの操作も半端ないし、かなり偏っていると思うんです。世の中は イギリスがEU離脱で盛り上がったり、移民問題で騒いでいる一方で、日本のメディアはジャニーズ事務所のスキャンダルや、相撲ネタで盛り上がっていることに非常に違和感を覚えるわけです。だからこそ、30すぎても遅くない。海の外に出て、外から内を見るということをぜひやって見てもらいたい。
自分が海外に行ってみて見えたものは、自分でした。もっというと自分らしさ。考え方も、スタイルも、ファッションも、いいものはいいね!とお互いに言えるオープンさ。互いを認め合う、そして口にする!(日本人はなかなかそれができない気がする。)
今日は元気そうだね!
今日の髪型いいね、それ好きだよ。
この服はどこで買ったの?いいね、すごい似合ってるよ。
そういう考え方もあるけど私はこういう考えだなあ。
あなたがいてくれてよかった!
とかね。自然とよかったなあと思ったことを口に出して言えるんです。それってどうしてなのか考えて見たのですが、きっと相手がそういう態度で接してくると、自分もそういう態度になるし、あとは英語だからなのかなあ。日本語だとこっぱずかしい(例えばi love youは言えるけど愛してると言えない、みたいな)。でもそのようなアティテュードを繰り返していると、自分も少し解放されているような、ちょっと自分に自信が持てる。そんな気分になってくるのです。
これから海外に行こうとしている方、ワーホリや留学を戸惑っているかたは絶対英会話学校なんか行くよりもそっちを選択するべきです。
新しい、美しい空を見に、出かけて見てはいかがですか。
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