所帯持ち労働おじさん幸福説
こづかい制所帯持ち労働おじさんをご存じだろうか?家族と子供2人以上を抱え、わずかなお小遣いを握りしめ、ひたすら家族のために働くサラリーマン親父たちのことを指す言葉である。
彼らは家族を養い、住宅ローンや家族の保険料を支払い、子供の学費や老後の資金を貯めるために日々満員電車に揺られて通勤している。昼は安い仕出し弁当や前日の夕食の残りのおかずを詰めた弁当で済ませる。彼らはお金はもちろん時間もあまり持っていない。平日は仕事や育児、休日は家族サービス、一人で自由に動ける時間は家族が寝静まった夜ぐらい、もしくは妻や子供たちが週末にそれぞれの予定で家を空けるほんの数時間ぐらいである。
毎朝ツイッターをシュッポシュッポ更新し、無料のソシャゲを回し、Youtubeを倍速で見ながら満員電車で通勤するおっさんたち。自由が何よりも尊ばれる令和社会において、家族のためとはいえほとんど自分のための時間を持てていないおっさん達は哀れで救えない敗北者なのだろうか?
否、そうではない。彼らの目をよく見て欲しい。その目には絶望の色は見えない。そう彼らは守るべきもののために戦っている戦士たちなのだ。
『45歳独身狂う説』へのカウンター、それが『こづかい制所帯持ち労働おじさん幸福説』である。
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