年収200万ボコられおじさん
タイムラインを眺めていると、ツイッターでイキリ気味に経済を語っていた男性が年収200万前後だと知れた直後にボコボコにされているのが目に入った。日ごろは「お金よりも大切なことがある!」「仕事よりプライベート!」「年収300万でスローライフ!」といったリベラル思想が好まれがちなツイッターですらこれである。人々の綺麗な建前の裏にはいまだに「男は稼いでなんぼ。稼げない男は情けない」という本音が隠れている。
男の人生の根っこは仕事であり稼ぎである。最低限の稼ぎがなければ男の人生は前に進んでいかない。モテだの結婚だのを語る前にはまずは安定した仕事が必須である。
年収200万ボコられおじさんを見ればわかる通り、いい歳になっても稼ぎが少ない男は下に見られてしまうのが人の世というものである。稼ぎが少なければ生活が苦しいだけでなく、世間からの見下される惨めな人生を送ることになる。
もちろん遺伝的な疾患やその他どうしもうもない事情で仕事に就けない、仕事を選べない人は稼ぐことはできない。そういう人は迷わず公的福祉を受けるべきである。ただ稼ぐ能力や手段がある男子は可能な限り稼げる仕事に就く方が人生を豊かにすることが出来る。
暴力が禁止された現代社会において男が最もシンプルに強さをアピールできるのが稼ぎである。不細工だろうが身長が170センチ以下であろうが中卒であろうが稼いでしまえば全てが肯定される。世の中はAIだのEBPMだとどんどん複雑化されているが、男の人生は昔から変わらずシンプルだ。
そして年収と最も強い相関関係があるものが”学歴”だ。
中卒の学歴しかない場合、年収平均を超えるのは40歳を過ぎてからとなっている。これは家族を持つことを考えると非常に厳しい。それに対して大卒の場合は20代後半には平均でも400万を超えているのがわかる。大卒未満では20代後半ではいずれも400万円未満であった。
学生時代に中卒の先輩が「大学の授業出てきちんと卒業しておけよ、学歴は大事だぞ」と話していたことを今でもよく覚えている。
そして大学卒業者の中でも学歴によってその年収には大きな開きがある。上位トップ10に入る高学歴と呼ばれる大学卒業者たちの年収は、平均的なレベルの大卒がアラフィフになってようやく稼げる金額を35歳ごろには稼げぐことができる。学歴は年収に直結することが数時からも見て取れる。そして年収が男の人生に決定的な影響を与える以上、男の人生は学歴で決まる、と言っても過言ではないのだ。
もちろん高学歴な男性の中でも極々少数ではあるが社会に適合できずに零れ落ちてしまう人もいるだろう。事実、製造業界にはそういう高学歴でありながらホワイトカラー職に馴染めずブルカラー業界に流れて来た男性もいる。しかしそれはほんの少数の話であり、ほとんどの高学歴男性は大手JTCや士業、医療関係、インフラ企業などに就職し安定した人生を送っていく。
製造業の現場に零れ落ちてきた一部の高学歴男性を見た現場のおっさんが「学歴なんて役に立たねぇな!」と言って笑っていることがあるが、ほとんどの高学歴男性は現場のオッサンには見えないビルの中でパソコンをカタカタしながら現場のおっさんよりも稼いでいるのが現実である。
そしてモテに関しても同じことが言える。稼ぐ男は結婚にも困らない。
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