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依存先は沢山持とう

サッカー日本代表がやった。なんと優勝候補のドイツとスペインを撃破して大激戦のグループリーグを1位で見事通過。ドイツに勝利しコスタリカ戦を落として最後にスペインを倒す、というジェットコースターのような展開に多くの日本人の手首はねじ切れたことだろう。「コスタリカに敗れたことを批判されるは勝負事として当然。負けたときの手のひら返しは上等、スペインに勝ってサポーターの皆さんにまた喜んで欲しい」とインタビューで言い切った森保監督本当にカッコいい。有言実行とはまさにこのことである。中間管理職みたいな地味な監督だな、思っていて本当にごめんなさい。

私事であるがわずか2日前に金属バットという昔から推し続けてきたお笑いコンビがM-1準決勝で敗退し、M-1決勝への道を失った事実に心の底から落胆していた。競技漫才の日本一決定戦であるM-1に参加できるのは結成15年目までのコンビのみ。金属バットは今年15年目のラストイヤーであった。5年連続準決勝に進出した彼らだったが結局はM-1決勝の舞台に一度も立てないまま終わってしまった。プラスマイナスや天竺鼠に並んでまた一組、実力がありながらM-1の舞台を踏めずなかったコンビが出てしまった。

昨日1日は茫然としてしまいツイッターをやる元気も失っていたのだが、そんな気持ちをサッカー日本代表が吹き飛ばしてくれた。ありがとう森保ジャパン、ありがとうサッカー日本代表。ありがとうVAR。日本プロ野球も早くサッカーのVARを見習ってどんどん機械判定やより詳細なビデオ判定を導入しよう。

日々を楽しく暮らしていく上で、沢山の依存先を持つことは非常に大切である。趣味にしても、ファン活動にしても、コミュニティにしても、複数の依存先を持つことでリスクを分散することができるからだ。逆に趣味やファン活動やコミュニティの一本足打法は危険である。もしその一つが上手くいかなかったときに逃げ場やリカバリーの場がなくなってしまうからだ。

筆者がもしプロ野球の中日ドラゴンズ一筋のファンだったとしたら間違いなく精神を病んでいただろう。しかしプロ野球だけでも阪神、中日、オリックス、日ハムを応援しているので楽しく野球を観戦することが出来ている。2連覇のオリックスに感謝である。12球団のうち4球団を推していれば優勝確立3分の1、1球団のみを応援する4倍も優勝する可能性がある。推し球団は多ければ多いほど有利である。

ファン活動のメインはプロ野球であるがスポーツ観戦全般が好きなため、サッカー日本代表だけではなく、ラグビー日本代表も応援しているし、オリンピックになると陸上競技や柔道なども応援する東京オリンピックはめちゃくちゃ楽しんだ。ボクシングや格闘技も好きだ。ゴロフキンと村田の試合には感動し、井上とドネアの試合には度肝を抜かれ、朝倉とメイウェザーの試合には笑った。ファン活動を楽しむコツはとにかく好きなジャンルであれば手あたり次第に見て、選手たちを調べて、推せる選手やチームを見つけて応援することだ。負ければ当然悔しいし悲しいが、そんなことは問題ない。勝つまで応援すればいいだけである。沢山の推しを応援すればするほど勝つ確率は上がる。

趣味に関しても同じで、一つにこだわり過ぎると煮詰まってしまいどうしても飽きが来てしまいやすい。ジャンルを絞ることは問題ないが、そのなかでも幅はある程度持った方が良い。インドア趣味であれば読書や映画鑑賞といった受動的なものからゲーム、イラスト、楽曲作成など能動的なものなど複数の趣味を持つ方が一つの趣味に煮詰まっても別の趣味で発散しリフレッシュすることができる。アウトドアな趣味であれば草野球やフットサルなどの集団競技からランニングやロードバイク、筋トレや水泳など個人競技などになる。

これらは人間関係のコミュニティに関しても同じことが言える。ただしコミュニティはいつでも自由に切り替えの利くファン活動や趣味と違い、感情のある他者が相手として存在するため、押さえておくべき大切なポイントがある。それは一体何だろうか?

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