氷河期世代はなぜあの時に怒れなかったのか?
氷河期世代(ロスジェネ世代)とは1993年から2004年ごろまで続いたバブル崩壊後の長すぎる経済不況時に社会に出ることになった世代のことを指す。
高度経済成長期の昭和時代や、少子化による人手不足の令和時代と違い、筆者を含めた当時の氷河期世代の就職状況は悲惨であった。大企業に就職できたのは一流大学のほんの一握りであり、多くの学生たちは中小企業に、それさえかなわなかった若者たちはフリーター生活などを送ることになった。筆者はまだロスジェネ世代の後半組であったために被害は少な目であ