もたついて進まない小説
のつづき。
私自身の脳の特性なのかもしれない。5W1Hにこだわってしまう。いつのことでどんな主人公なのか、背景は? 当時の資料は? 参考にした本で調べたことはすべていれたくなる。お気に入りのフレーズで始めたり、無意味な説明からはいったり……。これは小説だと思いながらも。、話の本筋とは関係ない物語も、自分のためにいれてしまうような、自己満足。
特にその書き出しは最初のアウトだった。(吉本ばななさんは書き出しを100回ぐらい治すとどこかの雑誌で読んだ気がする。)←こんな風に小説の中に無意味な括弧書きをいれるのもよくないのだ。
先生の言葉を自分なりに翻訳してみると
「自分だけわかっていてどうする」「読者にはしらせないほうがいいこともある」「説明しなくてもわかることはかかなくてもいい」「無意味な1行開けはしない」「思ったとか言ったは別の表現で」「ト書きじゃないんだから」などなど、きっとちゃんと小説の作法を勉強している人にとっては当たり前のことを私はしらなかった。
いいたいことを伝えきれてない自分が悲しい。
説明がおおすぎてもたついて進まないのが私の小説、リズミカルに流れるように書いていると思っていたのはただの勢いだけで壁に波がぶち当たって戻ってきて読みなおさないとわからないような書き方だった。「この先を読みたい」と思う書き方ができない限り小説家はあきらめたほうがいいのだ。
つづくかも
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