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世の中の節約術が全く役に立たない

激烈ジリ貧生活経験があるので、次のような ”節約術” を目にすると、こんな当たり前のことを言ってるだけで、金がもらえる人がいるのが不思議だな!?って思います。

  • 保険の見直し

  • 電気代など固定費の見直し

  • スマホプランの見直し

  • 使わないときはエアコン切ろう

  • 扇風機を活用しよう

  • 見切り品を買おう

  • 自炊をする

  • セール時期を活用しよう

  • 本当に必要なものを見極めよう

…こんなもん、全部やったうえで「それでも金足らんから、どうにかしたいんだわ」じゃないの!?

逆に自力でこれ思いつかない人って、節約する気なくないか?

ジリ貧時代の節約術

当時は独身だったからここまでやれたって話でもあるんすけどね。

  • 自炊は基本、食事は1日1回

  • 米は別として毎月の食費は5000円以内

  • ソーセージはぜいたく品

  • おやつは当時88円シリーズのクッキー

  • おやつ食べたらご飯食べない

  • コーヒーは好きだから飲むけどコーヒーだけで済ます日もある

  • タバコは吸う。好きなだけ。たくさん吸うと食欲なくなる。やったね。

  • 化粧品類は年間で5000円以内(化粧水など含む)

  • 衣服は年間で10,000円以内(なんなら0円の年もあった)

  • 電気代は夏だけ7000円

  • 電気代は夏以外は2000円

  • 水道代も2カ月で2000円以下とか

  • ガス代も月2000円いったかな?くらい

  • 通信費はパソコンとスマホ込みで月5000円以内

  • ドライヤーとレンジとエアコン同時に使うとブレーカー落ちる

  • 基本的に徒歩移動の圏内で生きる(電車などほぼ乗らない)

  • 築45年超えのオンボロ木造アパートだから家賃安い

  • これで浮いたお金は全額貯金に

  • 保険?そんなもん入ったら食費なくなって死ぬわ

今ほど電気代の基礎の値段が高くなくて、しかも真夏でも今ほど暑くなかったからエアコン代とか抑えられたってのはありますね。それでも在宅ワークで基本家なのにこの金額なので、今考えるとバグった生活してたとしか思えないですね。ましてや女の暮らしとは思えん。

食費も今より安かったけど、倍額になってるわけではないから、今に換算しても1万円いかないレベルじゃないかな。ひどいときは、もやしを湯に通しただけのものに、醤油をかけて食べる感じ。それから、家の中の全食糧・食料がなくなるまでねばるので、小麦粉を水に溶いたものを玉子焼き器で焼いただけのものを食べる日もありました。

在宅ワークなんで化粧もほぼいらないのが大きい。当時の彼氏、現夫、こんなのとよく付き合ってくれていたな…すごいな…

ちなみにデートはちゃんと割り勘にさせてもらっていました。そこはなんか、甘えるのは違うなと思っていたので。お金ピンチのときは自宅で料理するプランにしてもらってました。隙間風どころか屋外と気温変わらない部屋でしたが。

スマホ代は今みたいに「使わない月払わなくていい」みたいなのなかったので高めでした。今はスマホは月400円しないから良いね。

ともかく、こんなクソみたいな生活してたので、手取り15万以下でも毎月5万は貯金できるという謎状態。

世の中の節約術が役に立たないと思った理由

当時はここまでやるのがフツーの節約だと思ってて、節約術と言うからにはもっとすごいものが出てくるんだろうと思ってたら「んなもん、とっくにやっとるわ」の術しか出てこなくて、びっくらこいちゃった。

そして、そんなレベルの節約術が「術」としてメディアに乗る、つまりお金がもらえるだなんてことは、信じがたいことでした。

さらに同時に、世の中の人は「節約したい」と言いながらも、今の私よりはるかに贅沢で素晴らしい生活をしているのだな、とあらためて思いました。頑張ろう、なんとか生活に潤いを!という原動力になった、という意味では役に立ちました…かな…。

ちなみに「タバコをやめよう」はあったけど、それは認めん。認めんぞ。無理なことを言うんじゃない。

FPさんを困らせた過去

FPになりたての方がいて、お試しで相談してみてくれない?という依頼があったので受けたことがあるんです。

それで、「どういう生活しているか教えてくれませんか? 今よりどれくらい貯金できるかアドバイスさせてください!」といわれました。正直に話したところ「これ以上切り詰めたら…死に…すみません、お力になれなくて」と言われてしまいました。

誠にごめんなさい。

今もなお

ジリ貧節約術を駆使して生きていた経験があるので、今もなお、ほとんど自分のための買い物をしません。化粧品とか服とかは、ジリ貧時代と同じレベルの支出で済ませてます。

なので、今もやっぱり節約術は大して役に立ちません。

でも貯金するだけで経済に貢献しないのは大変よくないので、貯金じゃなくて投資に振り分けるようになりました。あと、夫婦で食べておいしいものにはお金使うようになりました。おかげで、ジリ貧時代には縁遠かった「ダイエット」しなくちゃな、の悩みが増えました。

でも「節約術」調べる人と同じで「ダイエット」を調べている私は、本気でダイエットしようとは、心根では思っていないのでしょう。だって続かないんだもん。しかたがないよね。おわり。


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