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VNL2021男子第6戦vsフランス🇫🇷

データ

6/5 セットカウント2-3(25-21,22-25,26-24,21-25,11-15)

両チームのスタメン

日本🇯🇵

OH:石川(14)、髙橋(藍)(21)

MB:山内(6)、小野寺(2)

OP:清水(1)

S:藤井(3)

L:山本(20)

フランス🇫🇷

OH:ロアッチ(19)クレブノ(17)

MB:ブルター(16)チネネイルズ(1)

OP:パトリィ(4)

S:ブリザール(11)

L:グルベニコフ(2)

概要

日本にとっては痛い敗戦となった。ルゴフ、ヌガペトという主力2枚をベンチアウトさせたフランス相手に、フルセットまで持ち込んで取り切れなかったのが日本の現時点の実力ということだ。世界トップとの差が今までより明確になったのではないのだろうか。

得セットの時はサーブが機能しブロックポイントや相手のエラーにつなぐことが出来ていた。しかし失セットの時はフランスのサーブに崩され、センター線の攻撃が減少、サイドの負担が高くなってしまい失点につながってしまった。前衛は勿論、後衛OHはレシーブした後の攻撃準備をサボらないことがまず必要である。レシーブの精度向上(Aパスではなくレシーブ後にも攻撃参加できるレシーブ)と常に4枚攻撃を仕掛けるという事は日本の「当たり前」とし、例え相手優勢の状況でも、一本目で乱されてしまっている状況でも、実行しなければならない。

第1週のように、世界トップと比べると比較的サーブが弱いチーム(ビッグサーバーが少ない、エラーが多い)に対しては良い形が出せており、それが結果につながった。今後はより高いレベルでの要求に選手は応える時期に入っていくのではないか。


少し気になったこと

完全になんとなくの感想なのだが、今大会日本はブロックで縦方向に膨らんだボールの処理や脇を抜けるアタックのディグなどの精度は上がったが、これらが処理できるようになるとティップの失点が気になってくる。特にコートの真ん中。後衛OHが行くにしてはブロックアウトのカバーがしにくいだろうし、両サイドのレシーバーが行くにしてはブロックの裏の位置なので反応が遅れてしまう。さらにもし行けたとしても真ん中でお見合うケースも気になる。

手っ取り早い話はサーブガン攻めで攻撃枚数減らしたりエースを取ればよいのだが、そういう訳にもいかない。これこそ世界とのサイズの差なのだろうか。イレギュラーなボールとして切り捨てて他のディフェンスの精度を高める方がチームとして高いレベルに行けるのか。もちろんワンタッチとブロック脇のディグはカバーした上での、日本が世界で勝つためのこの部分のカバーが必要なのかなと考える。世界標準の戦術を実行した上で日本のオリジナルを上乗せする。かなり高度な事であるが期待したい(迷走するのは止めて欲しいが)。

今後の日程

日程表はアリノミさんが作成したものをお借りしています!分かりやすいもので大変重宝しています!

カナダ戦は地上波(TBS)の時間帯になってるので注意です!BSは18日16:30~です!

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