ゆく年のことはもう振り返らないことにした。
仕事が納まらない。というか、現状休みの日も結局別種のデスクワーク…というのがオチなので、そもそも仕事をおさめる意味があるのかな、なんて思わなくもなく、仕事を納めること自体を諦めた。
とはいえ、大晦日というなんともキリの良いタイミングであり、何より某試験の過去問を解き続けるのに飽きてしまったので、今年を振り返るnoteを書く。
最大の出来事
今年もいろんなことがあった。その中でも自分にとって、最大のできごとといえば生まれて初めて某試験(短答式試験)を受けに行ったことである。
筆者は法学部出身であるため、もともと法律関係の試験は身近な存在であった。が、大学2年次に体調を崩したこと、その後は法律そのものから離れてしまったこともあって、試験に関係するイベントには何一つ参加しないまま20代〜30代前半は終わった。
法律の勉強をなんとなく再開してからも、「講義も受け終わってないし、今のレベルではどうせ解けないし」と受けに行くことはなかったわけだけど(※もちろん本当は受けるべきだ。試験会場の雰囲気は早めに味わっておいた方がいい)、予備校の基礎講座が終わる頃になると「さすがに今年は受けないとやばい」となってくる。
それでも試験らしい試験から、しばらく離れていたこともあって、「私、本当に試験なんて受けられるのかな」と自分でも半信半疑だった。
資格試験の願書を出した時点で、これから試験を受けに行くんだぞ、という実感が持てなかったレベル。
家庭環境の変化もあって心身が落ち着かない時期が続いたため、実質的な勉強期間は2ヶ月程度。でも、それでもなんとか会場にはたどり着き、途中棄権することもなく最後まで受け切ることができたのだった。
大学時代、いちばん体の具合が悪かった時期、定期試験で白紙に近い状態で答案を出したことが何度もあり、法律科目の試験は私にとってトラウマだった。
その後、行政書士試験(ほぼノー勉だったので当然落ちた。笑)、FP3級や化粧品検定1級の受験を通して、少しずつ自信を取り戻していったわけだけど、やっぱり法律系の試験は法学部出身の私にとっては特別な試験だ。
過去問もほとんど解いていないわ、ロクに勉強できていないわの状態で受けに行くのが本当にしんどくて、メンタル豆腐な私にとっては会場にたどり着けるかどうかがそもそも大問題だったわけだけど、それでもきちんと会場に行き、朝の9時から夕方まで真面目にガリガリ問題を解いてきた。
それだけでも、私にとっては大きな一歩だったのかな、と思う。
結果はまあ落ちたわけですが、ものすごく恥ずかしい点数で落ちずに済んで正直ほっとしている。
合格まで、あと14点。
うまく勉強できない時期もあってだいぶ出遅れた感もあるが、試験当日まで腐らずに淡々と進んでいきたい。
たくさんのご縁にも恵まれた。
お仕事の面では趣味のnoteをWorkship MAGAZINEのじきるう編集長が見てくださり、そのご縁で記名記事を書かせていただく機会に恵まれた。
趣味でやっていたインタビューも、それが次の仕事につながっていき、ライターとしてのキャリアにも変化があった年だったように思う。
また学習面では、信頼できる師匠ができ、また頼れるゼミ友さんたちがたくさんできた。
フリーランスとして働いていると、どうしても似たような属性の人たちで固まることになってしまうが、仲良くしているゼミ友さんたちは全員社会人で、しかも年齢も職業もバラバラ。公務員の方もいれば営業職、メーカーの研究者、SE、会社経営者、士業、はたまた寿司屋の女将さんなんて方もいて、バックグラウンドもキャリアも全く違う人たちが、「法律を学び夢を追いかける」という共通点でつながっている。
みんないい年の大人のはずなのだが、仲間内で会話するときのノリは学生そのままである。大学のサークルっぽさが妙におかしく、異業種交流で視野も広がった。それだけでも法律の勉強にリトライしてみてよかったな、と思う。
来年は試験もあって、仕事もあって、多分めちゃくちゃ忙しい。体調管理にだけは気をつけつつ、常に全力投球でたゆまず進んでいきたい。
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