経験年数と経過年数の話
僕は理学療法士12年目で、回復期病院を経て今年からデイサービスと訪問看護ステーションで働いてます。
尊敬する先輩がよく「経験年数と経過年数は違う」と言ってたのをふと思い出したので今日はその話を少し。
僕は12年間理学療法士をしてますが、正直に言って経過年数が12年目で経験年数で言ったら2年目くらいかなと思ってます。
年数を重ねるごとにその通りだなぁと思うのですが、確かに「経験年数」を積み重ねてきた人と、ただ「経過年数」を積み重ねてきた人だと目に見えて差が開いてくるんですね。
リハビリを見てても、伸びる人はしっかり評価をして、仮説を立てて、しっかり効果判定をして、効果がなければ違う方法を試す、みたいなことをずっとやってるんです。
ちゃんとアウトプットもするから自分の考えに対してフィードバックをもらえるし、アドバイスも貰えます。
そりゃ差も開きますよね…汗
僕はと言うと…新人の頃から教科書とか文献とかは良く読んでいたのですが、それで満足してしまい結果「患者さん」を見ていなかったなぁと思います。だから、
なんとなく文献に載ってた方法を試してみる→結果が出ない→落ち込む→考えることをやめてしまう→勉強しなくなる→ちょっとしてまた勉強する→なんとなくやってみる→結果が出ない→落ち込む、、、みたいなことを10年くらいやってました。
最初の投稿にも書きましたが、僕は基本ネガティブで超絶アウトプットが苦手なので、自分の考えとかリハビリ内容とか周りに上手く相談出来なかったんです。
だから自分の考えが正しいのか(よりbetterなのか)もよく分からないまま漫然とリハビリをしていました。
そうやってるとだんだんルーチンワークになってくるんですね。で、しょうもないセラピストになっていく。
だから僕が新人さんに言えることがあるとすれば、
「ただなんとなくリハビリをしてたら10年経っても絶対患者さんをよくできない」です。
あ、口は上手くなるのでなんとなく患者さんを丸め込めるようにはなると思います。笑
これは自信を持って言えます!なぜなら自分がそうだから!(偉そうに言うことじゃない。笑)
だから今は必死になって勉強したり(最近は論文読んだりもしますが自分の頭で考えることを意識してます)、アウトプットの練習をしたりしてます。
同期とは10年くらい差がついてしまったので、頑張ってまずは追いつきます!
でも30過ぎると体がしんどくなってくるので、やっぱり20代のうちに習慣付けとくことが大事だなぁと思います(めっちゃ後悔してます。)
だから、最近ルーチンワークになってるなぁと思ってる人は「患者さんの未来」のために一緒に頑張りましょう!!
次こそは理学療法士っぽいことを書いてみようと思います。