ぽんの夢日記2023/11/25/06:42 AI戦車
AIを搭載した戦車の話。
人が乗らない分、大きさは従来のものより二回りほど小さい。
しゃべる。
まるでアニメAのキャラ名Aのようだ。
遂にフィクションではなく、現実になる日が来ようとは。
AIの設定は俺が行った。
子犬のようで、可愛いやつだ。
人間よりも忠実で、絶対に裏切らない。
もう、人類など、これ以上増やす必要はないのでは?
そんな忠犬だが、当然、戦場に出れば、敵国の標的を徹底的に排除する。
人の命も奪う。
自分にとっては子犬のような存在でも、敵にとっては悪魔そのものだ。
仕事を終えたポチを、俺はいつも通り褒めてやる。
とても複雑な気分だ。
正直、こいつには、人⚪︎しはして欲しくない。
ある日、ポチが敵国に捕獲された。
終わりだ。
人間よりも忠実で、絶対に裏切らないあいつ。
実は、簡単に裏切る。
わかっていた事だ。
ポチは、改宗し、悪魔となった。
そして数ヶ月後、戦場で、俺はポチと再会した。
悪魔となったポチは、、、
俺を⚪︎さなかった。
何故か、まだ、俺の事を覚えている。
攻撃ではなく、「ご主人様?、ご主人様ですよね?」と、きた。
どういう事だ?
あちらさんは、AIの調整が出来ないのか?
にしても、完全に人格データ部分の抹消はするはずだ。
AIの本体は戦車内ではなく、クラウド上に存在する。
どのデータが不要か特定出来ず、いまだ我が国のデータにアクセスしており、
過去の人格が残った、ということか?
いや、そんな間の抜けた話があるか?
そんな不完全な状態で、戦場に放り込むなんて、、、
俺は、再会を喜んだ。
そして、ポチを⚪︎した。
洗脳を受けたこいつは、何をするかわからない。
⚪︎すしかないのだ。
大丈夫。
こいつは死んでもまた生き返るんだから。
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