10.信じる
今の私は、すべての事柄を、「信じる」か「信じない」かで区分けしています。
以前は、「正しい」か「間違っている」かで区分けしていました。
これは苦痛でした。
なぜ苦痛かというと、一つの物事は、時と場合によって、正しい時もあれば、間違っているときもあり、
とあるものが、存在するのかしないのかは、究極的に専門的な知識がないと、あるのかないのか分からないからです。
難しすぎます。
とにかく色々な物事を判断するのに、時間がかかってしょうがなかった。
時間制限があるものに関しては、答えを上手く出せない事も多かった。
苦しくて、苦しくて、しょうがなかった。
その頃と比べると、今は、生きるのがとても楽になりました。
正しいか、間違っているかではなく、直感による、信じるか、信じないかで判断することにより、真偽が定かではない曖昧なものも、スパッと切り落とせます。
宇宙人を信じるか?
宇宙は無限であるかのように広いですから、信じます。
死後の世界や異世界転生を信じるか?
信じたほうが楽しいので、信じます。
霊や神の存在を信じるか?
宇宙人が目に見えない、人の今の技術では何にも探知できない存在かもしれないので、信じます。
昔の自分は、どれもこれも、一切信じていませんでした。
現実主義、無神論者・無宗教、死んだら燃やされて灰と遺骨になるだけ、そんな人間でした。
特に日本では、宗教やオカルト=金儲けや悪質な洗脳というような悪いイメージがついており、このような、以前の私に近い現実的な考えの方が多いのではないでしょうか。
もちろん、宗教やオカルトにハマれと言いたいわけではありません。
特に、時間や行動や金銭的な「縛り」を設ける教えを信じる場合、それ相応の重いリスクが生じます。
ただ、例えば、今の世でいうインフルエンサーというのは、ある意味「生きている神」のようなものですし、
もっと小さなものや、本当に信じたいものがあるのなら、可能な範囲で自由に信じればいいのではないでしょうか。
日本は信仰の自由が認められているので、何を、どのように、何個信じても、自由です。
人を信じても、物を信じても、空想のアニメキャラを信じても、全部自由です。
なかなかにいい国です。
注意点があるとすれば、
1つ目は、何かを信じたせいで、生きるのを諦めない事。生きた先に、まだ楽しい事が待っていると信じる事。
今の日本は、切腹を「見事!」と評価してくれる時代ではないので、こういう話題を伝えた私が困ってしまいます。
2つ目は、頭の中だけで信じるのは自由ですが、それを元に、「現実」の行動に移すと、責任が生じるという事。
特に犯罪行為はアウトです。妄想に取りつかれず、「現実」をしっかりと認識して行動する必要があります。
3つ目は、人を信じるということに関して言えば、一言一句残さずすべてを信じるというのはやめたほうがいいと思います。
そのすべてを信じていいのは、自分自身だけです。
次回の予定は未定です。気長にお待ちください。↓
※注意事項↓