5.ブレイントリック(2024/01/12修正)
はじめに
長いので、目次を作ってみました。ちょっと読んで興味がないと感じたなら、「次の章へ」で飛ばしてもらって構いません。
ブレイントリックとは?
ブレイントリックとは、脳を上手に騙すことで、自分の好き嫌いを自在に操る能力です。
薬におけるプラシーボ効果を、拡大・発展させたものとお考えください。
対象は、「物体」「行為」「人」「音」「時間」など、ありとあらゆるものが当てはまります。
これを使うことで、「嫌い」だったものを「好き」に、「好き」だったものを「無関心」にできます。
「好き」が変わると、自分の日常はたいして変わらないのに、未来に続く新しい道が、次々と開かれていきます。
ブレイントリックの自然発生例
例えば、少し汚い話になりますが、自分の排泄物の匂いについて考えてみます。
他人や動物の排泄物の匂いは、「臭い」と感じますが、自分の排泄物の匂いは、どうでしょうか?
「いい匂い」とは感じなくても、「特に何とも感じない」という人は、多いのではないでしょうか。
この、「自分の排泄物が臭くない」という状態を、まったく別のテーマにおいて、自分の意志で作り出す。
これが、ブレイントリックです。
ブレイントリックの実践
まずは、簡単なものから始めてみましょう。
オススメは、「食べ物」です。
嫌いなものはありませんか?
アレルギーで食べられない方は、絶対に無理しないでください。
また、健康に害があるもの、中毒性があるものを、無理に好きになる必要はありません。
健康維持に必要な食べものなのに、「嫌い」というだけで食べていないものがあるのなら、ブレイントリックのお試しに最適です。
その食べ物は、「まずい」ですか?
でも、美味しく食べている人もいますよね?
では、一般的に「まずい」のではなく、自分が「嫌い」なだけなのでしょう。
ということは、過去にそれを食べた経験があり、その時に、「嫌い」と、脳にトラウマとしてインプットされたわけです。
この、「トラウマ」を、克服します。
記憶を過去にさかのぼってみてください。
なんで、それを嫌いになったんだろう?
ずっとずっと、幼少の頃まで、さかのぼっていきます。
それが「嫌い」になった原因の出来事、思い出せませんか?
昔のことなんてほとんど覚えていないはずなのに、なぜか「トラウマ」のことだけは、思い出せたりしませんか?
思い出せたのなら、その記憶について、深く考察してみます。
これは、こういう出来事があって、こんな時に食べて、それでこう感じて、そしてそれから、その原材料も同じように感じるようになって、、、
よくよく考えてみると、それは「まずい」のではなくて、単に、とある出来事によって「嫌い」になっただけだと認識できるはずです。
認識できたら、次は「チャレンジ」です。
嫌いなもの、食べてみてください。
この時、食べる瞬間、
「これはまずいんじゃない。美味しいものだ、ただ、自分は過去のトラウマにとらわれて、勘違いしてるだけだ。」
と、強く念じ、
同時に、
全く別の、自分の好きなこと(食べ物、趣味、異性など)について、ひたすら考え事をしてださい。
考え事に完全に没頭しながら、体は自動運転モードで、食べ物を口の中に運ぶ。
そして、ゆっくり、味わう。
味の印象を、インプットし直す。
上手くブレイントリック出来ると、次から、嫌いな食べ物を、美味しくいただけるようになります。
※食べ物以外の他の内容や、「好きから無関心へ」などについては、説明が長くなりすぎるので、また別の機会に。
ブレイントリックの難易度
ブレイントリックは、簡単なもの、難しいもので、大きく差があります。
そもそも、「人間が本能的に嫌いなもの」とは、「生命維持に必要な反応」なので、それを好きになるというのは、大変な試行回数が必要です。
ですが、後天的なもの、過去の何かの「出来事」がきっかけで生じた「好き嫌い」は、その出来事に向き合う勇気があれば、案外なんとかなります。
無理をする必要はありません。
嫌いなままでいいことだって、いっぱいあります。
健康を害することや、法律に反することなんて、好きになる必要はありません。
ただ、
「これが好きだったら、自分の人生、もっと楽しくなるのになあ、、、」
ということがあるのなら、ぜひともブレイントリックしてみてください。
私は、食べ物や、単純作業の「嫌い」に関しては、たった1回の試行回数で、ブレイントリック出来ました。
人格全体を形成するような深いトラウマに関しては、まだ完全にブレイントリックできたとは言い難く、時間をかけて、何回もチャレンジしています。
ブレイントリックの危険性と終着点
ここまで、ブレイントリックのメリットや、上手な使い方しか挙げていませんが、逆の使い方をすると、
自分の「好きなもの」を短期間で「嫌いなもの」に変える
ということも可能です。
使い方を誤ると、自分の生活に余計なストレスがプラスされていくことにもなりかねませんので、慎重にお試しください。
また、ブレイントリックのすべてを極めた最終段階に到達すると、
この世に存在するありとあらゆるものが、好きでも嫌いでもなくなる
=ストレスゼロの「無の世界」
=完全に「悟りを開いた」状態
になると、私は予測しています。
ただ、この最終段階には非常に大きな問題がありまして、
すべてを受け入れる
=「自分に危害を加えるもの」「命をつなぐ欲求(食べる、寝る等)」「他人を傷つける行為」なども、すべてどうでもよくなる
ということなので、
これは、自分が死ぬ瞬間になるまでは、たとえ可能であっても極めてはならないと思い、1.私は悟りを開いているという話に続くことになります。
次の章へ
ブレイントリックは、私がnoteをはじめたきっかけなので、ここで長々と説明させていただきました。
周囲の環境ではなく、自分自身の思考(嗜好)と感情を変える。
上手く扱えば、自分の人生を大きく変えることが出来る力であると、私は確信しています。
次回の予定は未定です。気長にお待ちください。↓
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